2009年 08月 28日
もうひとつの時代 |
話題の「1Q84」を読み終えた。
ハルキ作品を一本どんと読んでしまうのもしばらくぶりである。
村上さんの雰囲気は健在で、これと言ってキャッチーなストーリーではないものの、あの読んでいるときの浮遊感のようなものはこの人でしか出せないものでもある。
翌日仕事だと言うのに、遅くまで起きて二週間ほどで読み切ってしまった。
世界的に有名になってしまった今でもこの人はなんだかあいかわらずその辺にいそうな感じの人である。
そう思えてしまう所がつくづくすごいなあと思う。
この本のおかげでまた旅に出たくなってしまった。
なんとも罪な作品である。
旅に出たくなるのはどちらかと言うと以前の「海辺のカフカ」の方が旅情を誘う作品だったと思う。
こまごまと身辺整理を始める夏の終わり。
パスポートを準備しようと思う。
そしてもう帰らない
soundscape
by itr-y
| 2009-08-28 01:20
| 日常