2009年 09月 27日
酵素と三日月 |
ひょんなことから養老渓谷に行ってきた。
割とライトなアウトドアライフを送っている地元の友人がいて、ひょんなことから自転車で横浜に行ったりとか、こんな感じで出かけたりとかするようになった。
他の人を誘わず二人で行くことは、ひとつに彼女が非常におっとりとしたマイペース人間であることと、第三者をいれるとせっかく何もせずにあっている二人の空気感がずれてしまうであろうことがお互いにわかっているからだろう。
彼女はいわゆる恋愛対象ではない。
個人的には「酵素」のような人だと僕は思っている。
やわらかい反応をひっそりと促してくれるのである。
その昔、小湊鉄道に乗って養老渓谷に来たのは小学校5年生くらいのことだったと思う。
当時は遠くまで来たなあという感じだったけれど、今ではあんまり道程も長くは感じない。
もちろん遠いのだけれど、ある程度は心づもりができているのである。
二人で山道をあっちこっち迷いながら歩いて、もう十分というくらい養老渓谷周辺を歩き回った。
途中、道を間違えたりもしたので30キロくらいは歩いたろうか。
こういう時にまったくへこたれずに弱音も吐かない女性ってすごいと思う。
下手するとこっちが先にへばりそうである。
もの静かなのにアクティブなところは、僕がぜひとも見習わなければ行けない所だろう。
山はまだ紅葉前ではあったけれど、千葉のパサパサした山の中を歩いて、なんだかいろんなことがきちんとあるべき所に収まってゆくような不思議な感じを受けた。
山登りをする人はこういうのがいいんだろうな。
もちろん今回のは登山というよりも、低山ハイクと言った方が近いのだが。
ちょっと遅めの連休初日。
申し分ない。
soundscape
by itr-y
| 2009-09-27 02:33
| 日常