2009年 12月 11日
Ich♡Museum |
生活もある程度落ち着いたことだし、そろそろあっちこっち見て回り始めようかと思ったのだけれど、とりあえず近場から行ってみることにした。
というのも、ペルガモン博物館に代表される博物館の島と呼ばれるというところが土日はわりと混むということと、木曜なら安く見られるという話を聞いたので、とりあえずちょっと後回しにしてみるべと思ったのである。
基本的に博物館マニアなので、何はともあれ博物館である。
ギター弾きのくせしてあんまり芸術的なものよりかは、こういった学術的なものの方が好きなのである。
あんまり頭の善し悪しには直結しなかったけれど。
自然科学博物館
フンボルト大学付属の自然科学博物館。Zinnowitzer strから歩いて5分。地下鉄に乗るのは簡単なのだけど、ベルリンの街は狭くてあまりにも近いので歩いてしまうことが多い。せっかくマンスリーパスを買ったというのに(苦)
どの建物も基本的に立派な造りなので、どれが博物館なのだかわからなかったのだけれど、建物に垂れ幕がかかっていたのでわかった。
入場料は6ユーロ(約¥780)。券を購入して入場する。
のっけからブラキオサウルスが迎えてくれた。この化石を展示するために2007年に改装工事をしたそうだが、すごい迫力だった。ギネスにも登録されたという骨はゆうに13メートルもある。見上げていると首が痛くなる。
ダーウィンの船室という展示があって、様々な標本や当時のホルマリン付けのトカゲやさかな、はては猿までもが展示されている。写真はokだそうなのでけっこう撮りまくったのだけれど、きりがないので割愛させていただく。
標本なら上野の科学博物館だってけっこうあるから。
水槽で泳いでいた肺魚
肺魚は好きだ、
行ったときにやっていたのは深海魚展だった。深海魚というのは博物館でやるにはけっこうむずかしいネタである。なんたって本物が用意できない。用意できるのは標本と、模型と写真と映像くらいのものだ。
案の定、やっぱりしょぼい模型と、あとは映像と記事でごまかしていた。でも潜水艦の形を模した展示室もあって、中に入ると潜水艦さながらの造りでところどころに映像の覗き穴があった。
操縦室にあたるところにきちんと席があって、モニターに深海探査機の映像が映っている。静かな館内で潜水艦のソナーの効果音が響く。
一組のカップルが席に座っていて、もう一組の老夫婦の後ろから僕も一緒に見ていたのだけれど、一瞬深海魚が映っただけであとはマリンスノーが降りしきる深海の海底が映るばかりだった。
5人で固唾をのんで見守っていたのだけれど、あんまり何も映らないので誰かが「これ、もしかしてこんなのがずっと続くだけなんじゃない?」と言ってみんなで思わず笑ってしまった。
そんななかでも、いくつか当の深海魚の標本があったので思わず撮影した。子供の頃図鑑で見たやつだ。
ホウライエソ
シギウナギ
ええっと....。 ....カニ。
....。
楽しかったー。
soundscape
by itr-y
| 2009-12-11 03:32
| ベルリン