2010年 01月 05日
Know my limit |
いつもは中心街の方に行ってばかりだったので、自宅前の通りを反対側に少し歩いてみた。
テーゲル空港から自宅のアパートメントまで最初はタクシーで連れて行ってもらったのだけれど、その時はこっちの道から来ていたのである。
ベルリンの市街地からテーゲルはけっこう近い。グーグルマップとかで見てくれると分かりやすいが、10キロも無いような距離に空港がある。だから羽田の距離感なんかよりはさらに近いものと考えてくれるとわかりやすいけれど、空港に離発着できるのは小さい飛行機が中心で大型のジャンボなどは離発着できない。
実際、僕も小さなボンバルディアの小さなリージョナルジェットで来た。
もちっと離れたところにシーネフェルト国際空港という昔東ドイツで使われていた空港が現在改築中で、2011年にはベルリン・ブランデンブルグ国際空港として開港するらしい。
こっちの方に来ると、少し規模の大きなふるい公園や線路が走っているのが見えた。街中よりもこうした住宅街の公園の方が落ち着くのは日本と同じだろう。
だいたい寝坊気味の生活なので、ふらふらと出歩く頃にはたいてい茜空になっていることが多いのだけれど、夕焼けの空に走る線路とフォルクスパークを見ているとなんとなく小田急線っぽい感じもする。
もっとも線路の幅は日本よりもでかい。標準軌(ひょうじゅんき)という幅だ。日本は在来線はすべて狭軌(きょうき)というゲージが使われている。なんとなく風景は同じでも標識の形や信号の形が違うのでじっと見ていると飽きない。
とかなんとか言いつつも、しばらく見てたら飽きたのでまた歩き出す。ちょっと歩いたら迷子になってしまったのでちょっと焦ったけど、進んでみるとマウアーパークのスタジアムが見えたのであんまり歩いていなかったんだなと分かった。
反対側には集合住宅が多くて、基本的には家族世帯が多く住んでいるらしい。道沿いに大きなショッピングセンターがあるところなんかも日本に似ている。
学校がちょうど終わったらしくて子供達が帰り始めていた。お母さんが子供の手を引いて迎えに来ていたのだけれど、お母さんがめちゃくちゃタイプだったので思わず息を飲んでしまった。
そうかそうだよな、もう年齢的にお母さん達の年齢に近いんだもんなと実感する。これも日本と同じだ。
散歩の時間の長さはその日の天気と胃腸の具合によって左右される。その日も腹の具合が変わっていつものカフェに逃げ込んで一息ついたらほっとして終わってしまった。
「まだ行ける」が「アタシもうダメ」に変わるタイミングがいつも突然な我が内臓と今年はもっと上手くつきあって行きたいなと思った冬の夕暮れ。
soundscape
by itr-y
| 2010-01-05 18:47
| ベルリン