2010年 01月 09日
Humankind |
一日中ちょっとした吹雪のような天気だったので、午前中買い物に出かけた以外は外に出かけなかった。
雪質は基本パウダースノーなのでなんてことは無いんだけれど、こんな日にわざわざ出歩くこともあるまいと思ったのだ。
特に出かける理由もない人なのである。一月の予定をもういい加減に組まないといけないのだけれど、わりとどうでもいいことに忙殺されていた。働いていたってどうでもいいことばかりやっていたのだからいいのだけれど、早くどうでもよくないことをやりたいなあと思う。
そんな中、懸案でもあったブログの左側のメニューの模様替えをした。
昔、ここでアフェリエイトとかできないかなとかよからぬことを考えていたんだけれど、やり方がよくわからなくてやめたという苦い思い出がある。
パソコンのことは未だによくわからない。そんな状態のくせによくもまあここまで続いたと思う。続けていたというよりは放置していたと言った方がいいんだろうけど。
exblogユーザー諸氏の皆様ならご存知だろうと思うが、実はエキサイトというのはけっこう制約が多くて、一番ネックなのが使えるブログパーツに制限があるということだろう。「タグ」といういわゆる呪文のような数字とアルファベットでできたコードを貼付けて様々なバナー広告や、ちょっとしたwebアクセサリーをつけることがたいていのブログならできるのだけれど、エキサイトブログの場合inframeとかobjectとか、わりとポピュラーなタグがことごとく使えないのだ。
まるでベジタリアンの彼女とつきあっているような心境になる。
「え!これもダメなの!?」
そんなこんなで彼女が使ってもいいよというブログパーツがご丁寧にもエキサイト様のブログパーツの紹介ページに載っていたので翻訳とユニクロのカレンダーのみ使わせてもらった。
自分のブログに他人の広告を載せるというのは嫌なんだけれど、そこは天下のユニクロ。デザインも奇麗だし、見ていて飽きない。そしてなによりも自分のブログでベルリンの日付と天気が確認できるというのはいい。
こういうところがうまいよな。ユニクロ。
しかしまあそういったアフェツールが使えないおかげもあってか、exblogというのはブログの中でも非常に個人色の強い、パーソナルブログが多い。
そこがひとつの魅力でもある。
だからexblogならある程度の「品」のようなものが保たれているのだ。少なくともexblogのエロサイトを見たことはない。
ところでユニクロの話に戻るけれど、こちらベルリンには無印良品はあるもののまだユニクロは進出して来ていない。
明日にでも開店してほしいぐらいなんだが、たぶん開店したらもう一店舗ではまかないきれなくなるだろう。ベルリンは貧乏人が多いのである。「ベルビン」に改名した方がいいんじゃないですかと時々思う。
若年性乞食というものを僕は初めて見た。ネカフェ難民とかそんな生易しいものじゃない。マジ乞食である。なんとも考えさせられてしまう。
ベルリン在住のM氏には、こちらに来た時にユニクロのヒートテックをお土産に進呈した。これには彼もそうとう喜んでくれていた。これを買って行こうというのは本当にずいぶん前から決めていて、買い置きしてベッドの下にずっと入れておいたのである。
当たりだった。
こちらではたまにベルリン在住の日本人の集いというのがあるのだけれど、そこである人とユニクロが進出して来たらすごいだろうねという話をしていた。
こちらに来てドイツが先進国だなんていうふうに思わなくなって来ているのだけれど、その点日本のサービス業は下手に中国だとかに行くよりかは西欧諸国の方が需要があるんではないかということで話が一致した。
コンビニだってトルコ人がやっている汚い雑貨屋みたいのしかないのである。じゅうぶんやって行けると思う。ただ以前にレジでの接客が最悪だという話をしたけれども、その日本人の彼の意見では「まあ、日本がやり過ぎなんかなって言う気もしますけどね」ということだった。
僕もこっちに来てひと月が経って、たしかにそういう風にも思い始めて来た。なんでかごから商品取り出してホンで持って別のかごに入れ直して、あるいは袋に入れて箸までつけて、弁当あっためますかとか訊いて、間違えないように計算してなおかつ笑顔ふりまかなあかんねん。という気もする。二人ともサービス業をかじったことがあったのでその辺りの意見は一致した。どっちもどっちなのである。
こうした文化の違いに対して中間地点に立って見ることができるというのはとても重要なことのような気がする。はてさて他の国はどうなんだろう。
ブログの他にもmuzieだとか、ほったらかしにしているリンク先も整備をしなくてはならない。あたらしい曲をアップロードしたというのに、なかなか画面に反映されないのである。年末年始で確認作業が遅れているんだろうと思うが、ネットの世界というのはそのイメージに反してなかなかどうしてスマートにはいかないものなのである。
だって仕事するのはやっぱり人間だもの。
soundscape
by itr-y
| 2010-01-09 17:55
| ベルリン