2010年 01月 11日
Be yourself |
雪は降って歩きにくくはあるけれど、それほど寒くはない日が続いている。
気温がマイナス一桁台ならたいしたことは無い。だもんできのうは帽子をかぶる必要性も特になく、しばらくぶりにマフラーだけで外を歩いていた。
アレキサンダープラッツの方に行くとアレクサという、ららぽーとみたいなショッピングモールがある。今日行ってみるといい加減にクリスマスツリーも片付けられてすっきりとしていた。
1月のいいところはこのすっきり感である。けじめのないドイツ人(そういう認識になった)もやっぱり片付けざるを得ないらしい。道ばたにクリスマスツリーも転がっている。
ツリーは基本すべて切り出した本物のもみの木なので保存できない。だからこうやって道ばたにおいておくとゴミ収集の人が片付けてくれるらしいのだ。ふーん、そうなのか。最初はただ本当に捨ててあるだけなのかと思っていたけれど、そうではないらしい。
しかし家の近くにももみの木を売っている業者さんがいたけれど、あの業者さんが期間限定で店を広げていた空き地も今は跡形もなくなってしまった。あれだけのもみの木をいったい毎年どこから持ってくるのだろうか。それがけっこう不思議である。
もみの木ってそんなに成長早かったっけ?
あんなに若い木をバサバサ伐ってしまって大丈夫かなと思ってしまうくらい大量に売られているのでちょっと心配にもなったけど、まあきっと大丈夫なんだろう。きこりの国だしな。きっとたくさん木は生えているんだろう。そういうことにしよう。
以前に自分の不注意で顔に火傷を負ってしまったことがあった。
その時は目にお湯をかぶってしまって、幸い目には何の異常もなくぺりっと一皮むけてかえって肌がきれいになったのだけれど、そのとき視力検査をしたら眼鏡がいるかもしれないですねと眼科の先生に言われてしまったのだ。
もともと目はいい方で通っていたので眼鏡は絶対につけたくないと思っていたのだが、夜の運転とかではつけた方がいいですねと言われた。近視と、あと多少の乱視が入っているとのことだった。
寄る年波には勝てねえな、と思った。それでも両眼とも1.0以上はあるからいい方だろう。多少メガネで補正してやることも仕方ないのかなと思った。
こういうこまごまとしたポリシーを見直す必要があるのかななんてことも思い始めた。
誰しも自分ルールというものがあって、それだけは何があっても曲げたくないものだけれど、たいてい他人には理解不可能なのであまり人に話さないといったものは多いだろう。
自分ルールが多ければ多いほど制約は多くなるが行動はしやすくなる。選択肢が少なければ少ないほど決断には時間がかからないからだ。はじめからダメと決まっていればそこは避けて通る。そして自分ルールにそぐわない人間がいれば彼とはつきあわなくなる。
とても行動しやすいのだ。
ただそれがあまり嵩じると自分だけでしか生きられなくなる。他人といると自分ルールに抵触してしまうからだ。自分ルールを見直す機会を与えてくれるからこそ人付き合いには意味があるのだけれど、今の僕は一人でいても自分ルールを見直せるようになって来たと思う。
もちろん少しだけだけど。
アレクサの中でメガネ屋をのぞいてみたのだけれど、やはり価格帯はピンキリだった。高いものは高いし、やすいものは果てしなく安い。メガネってどうしてもこうなりがちだ。
メガネ屋まで行くとお姉さんも英語が流暢なのだけれど、日本でもメガネ屋さんは僕の苦手スポットなので何となく緊張してしまう。いったいどれを選べばいいんだ。たくさんありすぎて迷ってしまった。
フラフラになって店を出る。
写真は帰って来て家の近くのカフェで撮ったもの。ドイツの店はどこの店にもたいていキャンドルがある。
「家に帰って夕飯作らなきゃ」
これも自分ルール。
soundscape
by itr-y
| 2010-01-11 18:29
| ベルリン