2010年 02月 27日
貯まらない人 |
ブログの写真をアップする時に必ずやらなければいけないことことがある。画像の大きさを500KB以内にしなければならないのだ。
今までこの適正値に縮小するのが面倒だったのだけれど、最近ようやくこのサイズをアップ時に自動で縮小してくれる機能がエキサイトブログについて、作業が楽になった。以前はきちんと縮小しておかないとことごとくはじかれてしまうのでめんどくさいことこの上なかった。
だからこれでかなり更新もやりやすくなる。
ありがたいことだ。
帰国してからというものしばらくは暖かい日が続いていて、向こうで買った軍の払い下げコートは暑すぎて脱いでしまった。そして靴もコートもこっちで使うのに適したものに変えて、とりあえず僕は日本人に戻った。
しばらくは都内にいるので自転車でどこにでも行くことができる。東京のいいところは東京にいればとりあえずなんでもそろうことだ。
昨日の夜は前の職場の人と飲んでいた。相変わらず優しくておおらかな人だった。そして僕が辞めた後の話や旅行の感想などあれこれと話をした。
仕事ではあるけれど彼もあっちこっち世界を旅したのだそうで、世界中あっちこっちを旅した話を聞かせてくれた。そして最終的に日本にいるなら東京にいないとやはり何もはじまらないのだ、というような話をした。
かくいう彼は神戸出身である。
この旅行で一番感じたのは、世界の都市の中でも東京がいかに大きい街であるかということであった。ベルリンはもちろん、パリもロンドンも東京ほどでかくはない、地下鉄で何駅が乗り継げばすぐに次の街に行くことができる。しかし東京の大きさは途方もない。
このちいさな島国にこの都市なのだから、この国のほとんどすべてが集まっていると言っても過言ではないと思う。帰ってきてからとるものもとりあえず僕はお茶の水、神保町という我が街に向かっていた。ひさしぶりに来たお茶の水はまたいくつかの店舗が移ったり、新装オープンしたり、つぶれていたりした。
ベルリンで古いギター屋にしょっちゅう行っていたので、神保町の古ギター屋に久しぶりに行こうと思ったのだけれども、すずらん通りのどこを探しても見つからない。どうもつぶれたらしい。確かにこのご時世、中古楽器を売って生活していこうなんてどだい無理な話なのだろう。個人的に好きな楽器屋だったのでショックだった。
なんとなく心配になって新浦の某大手楽器チェーンにて、知り合いの店員さんに話を聞いてみたら、そんなに売れなくなっているということもないらしかった。特に最近は女の子のお客さんが多いらしく、女子高生や中学生が楽器を買ってゆくらしい。
「けいおん!」 効果なのだろか。
そんななか、僕はふらりとよったギター屋で偶然欲しいギターを見つけてしまい、また心ここにあらずな状態になってしまっている。帰ってきて完全に無一文状態になっているというのに、ことにギターに関しては物欲はつきない。財政的にとても厳しいのだけれどどうすりゃいいだろう。
もちろん我慢するしかないのだが。
僕にはいくつかの担保がある。もちろんギターである。かなり高価なビンテージギターを持っているので、いざとなればコイツを売ればいいやという感覚でいたのだが、なかなかそれなりの値段で売ろうとするとそれがなかなか難しいということがわかった。ギター屋に売ると買いたたかれてしまうし、ヤフオクでは高価な品物には誰も入札しないのである。よく考えたら自分だってヤフオクには掘り出し物しか期待していないから、高価なものなんて見向きもしないのである。
高いものを買うにはそうとうな勇気がいる。
ちなみに出発前に車を売ろうと思って査定をお願いしたことがあるのだけれど、たいてい逆にお金がかかりますとか、二束三文にもならないことがほとんどだった。
なんだか我が愛車が不憫になってきた。
それなら持ってた方がいいに決まっている。ポンコツだけどきちんと動くし、こいつでどこまでも走った。古いがそれなりに丈夫だし燃費もいい。そう考えて手元に置いておいた。
しかししかし、ぼんやりしているとまだ自動車税の季節がやってくる。それに古い車だから故障してしまうとその修理にいくらかかってしまうかわからない。故障する前に売ってしまうかとおもったのだけれども、どこでも断られてしまうとなんだか我がポンコツが不憫に思えてならない。
結局、自分が面倒見てやろうと思ってしまったのだった。
こういう性格だから金が貯まらないんだろうなあ。財政難になってはじめて実感する自分の性格。
soundscape
by itr-y
| 2010-02-27 18:16
| 日常