2010年 06月 30日
Switch |
夜勤続きから解放されたはいいものの、せっかく朝起きたのにしばらく起きてまた寝てしまうという失態をやらかして、またサイクルが戻ってしまった。RCコンクリート造りの古いアパートは熱と湿気がこもるのでエアコンをつけっぱなしにしている。電気代が心配だ。
熱を持つ季節。
ぼんやりとした温度が頭にまとわりついている。
とりあえず何もないからと好き勝手に過ごしていたら、このままで行くと残高が悲惨なことになると告げていた。あと半年間、勤めていた頃の基準で市民税が加算され続けることを考えると憂鬱だ。どう考えてもそれだけの行政サービスを享受していない。この生活に密着したイライラ感が鳩山さんに向かって行くのも無理はないと思う。わかりやすいのは総理大臣のせいにすることだからだ。難儀な仕事だと思う。
具体的にドイツへの再渡航計画をつめる前に、そうした身の回りのことの後始末をしなくてはならない。あとは武器の調達だ。
以前に行った時には、楽器や録音機材などの準備が不十分だったこともあったので今回はきちんと準備して行きたい。何よりもなくて不便だったのは電子辞書と小型のモバイル機器である。旅先でスマートフォンのような端末があると、宿屋飛行機の予約がとても便利なのである。ノートPCを持ち歩くのはさすがにつらいものがあったから、今回は何か準備して行かないといけない。
もちろんチケットだとか、向こうでの数ヶ月の家賃だとかを準備して残った分をまわすことになるだろう。そう考えると無駄遣いなんか到底出来ないのである。夜勤が終わってようやく松屋の豚めしから解放されるぜとよろこんでいたのだけれど、豚めしとトマトカレーにはまだとうぶんお世話になりそうだ。
そんな中、今日はとあるお誘いで小さなライブを観に行った。
久しぶりに観て自分もやらなきゃなあと思った。そうした刺激が必要である。
生活に追われていると時折、自分の目標を見失ってしまうことがある。大きな目的を達成するために、小さな目標に分割してひとつひとつを追いかけて行っているうちによく忘れてしまいがちになるのだけれど、合間合間に俯瞰してみる必要がある。この間の仕事の終わりからはや1週間が経ちつつある。この一週間はそうした俯瞰の時期だった。
少し自分のものを整理しようと、仕事が終了した翌々日くらいに実家に帰った。曇ってはいるものの日が射したとたんにすごい暑さになって、家に着く頃にはへとへとになっていた。誰もいない家にあがりシャワーを浴び、ベッドに横になった。
何気なく横になったのだけれど、気がついたら夜になっていて遠くの方で父親と母親の声が聞こえた。カチャリとドアを開けて母がこちらを見る音が聞こえたけれど目を覚ますことも返事をすることも出来ないほど眠り込んでいた。
そして気がつくと翌朝になっていた。
そう言えば家で寝るのって何年ぶりだったろう。
どうもあの時、リセットボタンが押されたらしい。
コーヒーを飲まなくちゃ。
soundscape
by itr-y
| 2010-06-30 23:45
| 日常