2010年 09月 09日
錆 |
小雨が降っている。
冷たくて気がついたらびしょぬれになっている。そんな雨だ。
いつも行く顔なじみのカフェに行き、パチパチとこいつを書いている。目が覚める直前にずいぶんとひどい夢を見て、気がついたら右の手のひらで右目を押さえていた。起き上がるまでに一時間ぐらいかかった。それでもいつもよりは少し早起きだった。
昨日から様子のおかしい同居人を刺激しないように部屋をそっと抜け出した。自分がいうのもなんだが、神経質な人間と一緒に暮らすのは難しい。世の中の人はそうじてみんな神経質なような気もするが、神経質になるポイントはいろいろ人によっていろいろ違う。人種じゃなくて、そう言うことで目とか髪とか肌の色が変わるといいのになと思う。
しばらく次の部屋探しに追われている。日本語のサイトのみで探していたのをドイツ語のサイトにも範囲を広げて、連絡を取ってみる。いい物件はいろいろあるが、先方とのやり取りで時間がかかってしまう。こればかりはどうしようもない。
悪い夢のせいで気分が優れなかった。現実とは少し設定が違うのだけれど、それは何年か前の出来事だった。僕はずっといわれるがままになっていて、そこではすべてが自分のせいになっていた。
時折、ひどい夢を見る。
しばらく僕は言葉を失って、夢と現実の間をまた行き来するようになる。扉を開けてカフェに行くべきは同居人の彼の方だったのかもしれない。
soundscape
by itr-y
| 2010-09-09 19:18
| ベルリン