2010年 09月 14日
スーパーのがしゃがしゃ問題と家探し |
部屋がなかなか見つからずに四苦八苦している。これが決まらないことには働くのも学校に行くのもままならない。とりあえずの働き口は見つかったけれど、それだけでは心もとないのでなんとかきちんとした働き口を見つけないといけない。
あれこれ考えるのがめんどくさくなってきつつあるのだけれど、こういう時気分転換に出かけられる安いカフェがあるというのは何よりもありがたい。そしてそのどれもがWLAN完備なのだから、こういう時はEU圏に来て良かったなと思うのである。
ところでいつも僕が買うビールはBerlinerKindlというわりとこっちではポピュラーな安いビールで、たいていいつもこれの0.33ℓビンの6本セットのやつを買っている。こっちの定価で2.99ユーロだから今の為替だとおよそ319円。一本当たりの価格が50円くらいだ。それに加えて、こっちはデポジット制があるのでビンや缶、ペットボトルなどをスーパーに備え付けてある回収の中に入れると、ういーんとそのスーパーのレジでのお会計割引レシートを発行してくれる。
ビン一本あたり8セント(0.08ユーロ)だから6本だと48セントのキャッシュバックになる。だからそれでまたビールを6本買うとなるとだいたい2.50ユーロ(267円くらい)になる。
すごく安い。
ちなみにこれがペットボトルになるともっと返ってくる額は大きく、小さいやつでおよそ50セント。二本だと1ユーロ戻ってくることになる。すごい還元率だ。だから僕はなるべく安いスーパーで安いミネラルウォーターを買っている。そうするとタダで飲める上にお金が返ってくるというあり得ないお得状況が発生することになる。ただひとつ問題なのは、ビン缶やペットボトルをまとめて持ってゆくのは,想像以上にめんどくさいのである。買い物の度に重いビンをかついでスーパーにいくのはけっこう骨が折れるのだ。でも家に置いとくとどんどん溜まってしまうししょうがないから捨てに行く。それなりの見返りがないとやってられないのである。
だから日本に帰ってきた時、牛乳パックだとか、プラスチックのトレイの回収を無償でやっているのを見てあらためて感心してしまった。お金にならないことをよくまあこんなにがんばってやるもんだと。逆にちょっと怖い気もする。
とにもかくにもこうやって買い物にいったりすると、そのついでにカフェに寄るとかが難しくなる。行きに寄っていくのもビンや缶をがしゃがしゃ言わせていてみっともないし、帰りは買い物でふくれたバッグを担いでいるので早く帰りたい。だからなるべく僕は2,3日分をまとめて買うことにしている。わりと面倒なのである。買い物はあくまでも買い物として行かなくてはならない。
自転車に大八車を取り付けたい今日この頃。
そして僕は今日もPCを前にしてカフェでずっと画面を睨んでいた。睨んでいても家賃が安くなるわけではないのだが、ベルリンの家賃もけっこう高くなったなあとため息を吐いた。どこにいても不況から逃れられるわけではないんだなあ。そう考えながら頭を書いた。
今日,ベルリンは冷たい雨が降っていた。
時間はだんだん少なくなってきている。
参ったなあ。
soundscape
by itr-y
| 2010-09-14 06:11
| ベルリン