2010年 12月 06日
結氷 |
近所にあるヴァイサー湖にとうとう氷が張った。
こっちに引っ越してきたのが先月はじめぐらいだったのだけれど、あの時はまだ木々の葉も色づいていたのだが、もう今ではすべての葉っぱは落ちきってしまい、すべてのものが雪と氷に覆われてしまった。
雪が降ったのは先週で、ある朝起きたらどさりと積もっていた。子供達のテンションは一気に上がり、大人達は雪かきに追われていた。
ベルリンは去年も厳しい冬を迎えていて、除雪車が走り回っていたが今年はもう早くも彼らが出動していてあっちこっち雪をかいて回っていた。ドイツの道は基本路駐なので、両脇には車がびっしりと駐車してあるのだけれど、除雪車はそんなこと意にも介さずにドシャドシャと雪を駐車車両にふっかけていった。
ドライバーが気の毒である。
こっちでは小さい子供を自転車のうしろにリヤカーをつなげて、そこに子連れ狼よろしく子供をのっけて引っ張ってまわるのがわりとふつうなのだけど、この時期はそれがソリになる。橇をお父さんお母さんが子供を乗っけて引っ張って回るのだ。
日本ならまずあり得ないし、なんといっても父さん母さんがタフだと思う。あれだけしてもらったらきっとお父さんのことが大好きになるだろう。
湖の氷はもう乗っかっても割れないぐらい分厚く張っていて、氷の上で遊んでいる家族もいた。すべって尻餅をついてもまったく大丈夫なようだった。まわりでは子供達が狂ったように橇に乗って滑りまくっている。そう言えば自分も昔ああやってソリに乗りまくってたっけなあと思い出した。
完全に昼夜が逆転しても、特に問題なく毎日が続いているが、自分の宿題はまだ溜まったままだ。
冬ごもりの季節はときどきちょっとしたイベントを挟みつつ、ゆっくり進んでゆく。
soundscape
by itr-y
| 2010-12-06 07:36
| ベルリン