2011年 04月 17日
Laß dir zeit |
春はゆっくりと訪れる。
ベルリンの桜はソメイヨシノ一種類ではないので、一週間ぐらいの時間差で別の花が咲いていたりする。八重桜も見かけた。彼らはもう少しである。
お気に入りのカフェで勉強をしているようなしていないような感じで、パラパラと参考書をめくったり、気になった言葉や文法をノートに書きつけたりということをやっている。こんなことで勉強になっているとは到底思えないが、このぐらいでやっているのが一番楽しいのかもしれない。ひとついいことは最近ドイツ語の勉強が楽しくなって来たということである。
今までバラバラに覚えていたものがだんだん集まり始めて来て、実際に使う機会もあったりすることで知識が具体的になってゆく。覚えた言葉をすぐに試せる機会があるというのはいいことだ。ただ自分の場合、生来人付き合いを面倒くさがるクセがあるので、まあ限られていると言えば限られているのだが。
言葉の勉強よりもこれからのこと、帰国するのか滞在を延ばすのかを決めることも必要なのだけど、どうしたらいいかがわからず、これも手つかずの状態だ。本当につくづく自分は何をするにも時間がかかるなと思う。まわりの人たちのアクティブさを見るにつけ、よくもまああれほどまでにいろんなことができるなあと思うのだが、まあこれが自分なんだからしょうがあるまい。でももう少し早起きして何かをやってもいいのかもしれないなとも思う。僕の部屋の目覚ましは鳴ると同時にそのやかましい口を塞がれてしまい、ろくにその使命を果たさせられていない。不憫だ。
春眠暁を覚えず。
おかげで健康である。
soundscape
by itr-y
| 2011-04-17 21:01
| ベルリン