2011年 04月 19日
Call me anytime |
ここ数日間、ベルリンはとてもよい天気である。東京のように上空にチリや埃などのスモッグの層がないからなのか、ちょっとしたお天気の日でも日向ではジリジリするくらい日差しが強くなる。ドイツ人の友人はそんな中でもカフェのテラス席に座るのだが、個人的には暑くてたまらない。
僕のビザの期限は8月の頭までだが、ベルリンの夏でさえ暑いと思っているのにそんな暑いさなかに帰ることなんて考えられない。絶対倒れるに決まっている。そんな気候的な理由もあいまって、ビザ延長計画は絶賛継続中である。
あいかわらず近所にあるマウアーパークでは人がごった返し、いろんな人がいていろんなことをやっている。人が増えすぎていると思う。あの半分くらいでちょうどいいのだけれど、たぶん午前中とかに行けばそんな感じなのかもしれない。ベルリンもベルリンでそうとういろんな風に街の様子も変わったそうだけど、今回の地震で液状化の被害を受けたわが街浦安もまたその姿を少し変えることになるだろう。液状化で緩んだ地盤を後からどんな風に直すのかは非常に興味があるけれど、その財源っていったいどこから来るんだろうなとちょっと考えてしまった。高い住民税を払わされている身に取ってはそれが気が気でない。そういえば滞納している分もあったはずだけどそれってどうなっただろう。たぶんふつうに延滞金が加算されていってるのだと思うが、う〜む。
今、そんな風に帰ってからの自分ことを想像してみるのが一番いい薬になっていて、どうすれば自分のモチベーションをそがずにやっていけるのか考えている。自分の長所も短所も気が多い所にあると思っているので、広く浅く、所々深くというのは変えないつもりである。
ところで、地震の件が少し落ち着いてから家族から連絡が来なくなったのだけれど、それが少し心配である。
仙台に住む祖母やいとこ夫婦の連絡もない。実家とは連絡を取っているらしいが、こっちにはないのだ。地震が起こった当初、真っ先に連絡を取れたのはこっちだというのに浅薄なもんである。いまだに仙台ではそれほど物資の量は多くはないらしく、スーパーでも並んで買い物をせざるを得ないらしい。もうすぐ90近くになる祖母はそんな中でもきちんと買い物に行っていると言うらしいから、大したもんである。やはり戦中派にはかなわないなあ。
なんだか気持ちが落ち着かない日がつづく。
酒とギターと自転車だけがあいかわらず心のよりどころである。
soundscape
by itr-y
| 2011-04-19 21:32
| ベルリン