2011年 06月 14日
にしんのパスタ |
せっかく休みを取ってまで行こうとしていたにもかかわらず、EELSのライブはチケットが売り切れになっていて行けないという失敗をやらかし、自分の段取りの悪さといい加減さを嘆いて昨日の晩は鬱々と無駄に時間を過ごしてしまった。
何をやっているのか。それでも昨日はとある女性とデートがてら食事に出かけていろいろ話が出来たので、それで十分だったのかもしれない。少し、僕は異性とデートする必要がある。そしてお互いにいろいろ話せたのでお互いに少し気持ちがすっきりして前向きになった。こういう時、女性は偉大だなとつくづく思う。別にそれが好きな相手でなくても、話をするだけで少し楽になれるのだ。僕はここ数ヶ月間の自分の出来事を話し、彼女は彼女のエピソードを話してくれた。昼食とティータイムをかねたセラピー。僕らはふだんお互いにいかないクロイツベルグの街を散策し、いつもと違う風景の中を歩いた。
休日らしい事が出来るとそれだけで気分が落ち着くけれど、僕の気持ちはその日なぜかアップダウンをくり返し、最終的にはグダグダになっていった。しばらく酒も飲まない方がいいかもしれない。
自律神経失調中。
ビザの件もいまだ先が不透明で落ち着かない。少しばかり当てにしていたレストランのマネージャーは、この期に及んでやはりウチで就労を申請するのは難しそうだと言い出し、自分でビザを取ってきてなおかつウチで働いてくれないかというふざけた事を言い出し始めた。
ああ、やはり外国人がビザを取るのに何が必要かすらわかっていなかったのだ。ビザを取れなきゃそこで働く意味なんかない。皿洗いとバーテンをやりつづけて後に何が残る?
相手を間抜けだと批判するのは簡単だが、こっちでジャーマナイズされてしまった日本人も含めて、はたして彼らを自分が批判できるのだろうかとふと思う。自分だっていろいろ終わらせていないことが山ほどあるのだ。クレジットカードの件もそうだし、ビザの件もそうだし、次の仕事の件もそうだ。ここ最近の己の所業をみると見事に彼らと同じように行き当たりばったりなダメ人間と化している。人の事は言えないのだ。だからこそ彼女との会談は意味があったように思う。彼女のホスピタリティには感謝する。
祝日の月曜日。僕はいったん家に帰り、買い置きしていた味付けニシンの缶詰とトマトを使ってパスタを作って食べた。
いろいろ元に戻さなくちゃ。
何かを変える事よりも維持する事の方がときどき大変である。
soundscape
by itr-y
| 2011-06-14 21:02
| ベルリン