2011年 10月 23日
傷だらけの天使 |
天気はいい。しかし、さすがにちょいと寒くなってきた。
夏用の布団しかないので寝る時は最近少し厚着をするようになって来た。フリースを着込むぐらいでちょうどいい。今日は何時に起きたっけなと考えて、けっこう寝坊していたことに気づいた。まあでも昨夜、友人と小さなカフェでのライブに行って帰りが2時過ぎ頃だったからまあ良しとしよう。
夕方、ずっと溜まりに溜まっていたレシートの山を家計簿に付けて、ようやく財布の中も気持ちもすっきりとした。赤字だとわかっても、自分の財政状況が把握できるととりあえずの安心はできるものである。いろんなものを売り払わなくてはならない、と思った。今日は買い物に行って来たのだが、安い安いと言っても収入がなければ同じことである。
ふたたび銀行に行き、長い間変更していなかった住所変更をようやくし、ビールを買い込み、食料も買い込んだ。それだけでけっこうな出費になった。でも自炊がいつでも自分の基本なのでこれだけは外せない。もこもこと夕飯を食いつつこれからの計画を練る。自分の部屋に次に入居するのは友人なのだけれど、部屋を明け渡す前にいろいろと片付けなければいけない。買わなければいけないものも多いような気がするが、あわてて買うのもよくない。本当にいるものだけをと考えると買うべきものは限られる。あとは本人にそろえてもらおう。自分でそろえる義理はない。
帰国を前に手持ちのものが軒並み寿命を迎えつつあり、ジーンズは穴だらけになりスニーカーにも穴が空きつつある。自転車も帰る段になってリヤディレイラーが壊れるわ、フォークは折れるは本当にもういろんなものが満身創痍だった。よく考えたら移動に使うものばかりである。それは壊れても仕方がないだろう。本当にいろんなところに行ったのだから。ちょうど日本を発つ前のようにいろんなものを手放す必要がありそうだ。
これから帰ろうという時に僕はいろんな人に連絡を取ったりしているのだが、自分の慌ただしさとは裏腹に相手にはかなりの温度差がある。しばらく会えなかった友人に最後だからと頻繁に電話をかけたりしているのだけれど、なかなかタイミングが合わない。別にあわなくてもいいのだが、半分イライラしながらこちらから連絡をしている。自分の行動が遅いのも日頃の誠意のこもっていない自分の態度も悪いのだけれど、こういう時に人間の評価というものが出てくるもんである。こないだもお別れイベント的なものを開いていろんな人を呼んだのだけれど、当日になってキャンセルが相次いで、なんとなく自分のせいのような気がして少し落ち込んでいた。
いまだにこういうことでちょっと落ち込むのだが、でもまあいいかとすぐ思い直せるようになって来た自分が少し悲しい。
帰国まであと9日。
soundscape
by itr-y
| 2011-10-23 23:29
| ベルリン