2011年 12月 31日
Where are we? |
最近夕日の写真ばっかり撮ってるような気がするな、と思う。今日の夕方、浦安は北風がぴゅうぴゅう吹いてやたらと寒かった。とやたらトイレに行きたくなるのでやたらとトイレに行っていたら1時間半に1回くらいのペースで行っていた。鼻水も出る。汁っ気の耐えない夕暮れ。手はかじかむし気力が萎える。
日が暮れてから買い物でもしようと思ったらいつものスーパーが人でごった返していて嫌になって帰る。いつの間にやらこの街はよそ者で溢れかえり、小さな交差点にすごい数の車がひしめくようになった。しかも行き来する人間が注意力散漫でよそ見ばかりしている。早晩、事故でもおこる。
早々と休みに入ったのをいいことに僕は2日連続で昼までどかんと寝てしまった。ちょっと後悔している。じつはわりとやることはある。でも締め切りが特にないことはやらないというのは、今も昔も自分の悪いクセである。あちこちに散らばった、というほど散らばってもいない旧友達に恒例の年越し鍋を(他人の家で)やろうぜと声をかけた。こういう企画は地味にめんどくさい。実現可能なことほどやろうとするとめんどくさいというのを、僕は昔高校の英単語のテストで学んだ。ふつうのテストだと満点取れないから、どうせなら単語テストくらい満点を取ろうとしたのだ。実際、満点は取れたのだが、それ以降の単語テストが面倒になった。やろうと思うとやれることは、やらなくなる。どのみちメンドクサイことはしたくないというのが根底にあるらしい。いかん。
でもまあ休みだしいいか、と思いフラフラと海まで出かけぼんやりとしていた。一番好きな時間なのだ。
最近、我が家の家具があいついであっちこっち壊れている。先日などはいつも使っていた居間のローテーブルの足がもげてしまい、自立できなくなってしまった。テーブル自体はずっしりと重く、頑丈なように見えるのだけれど、その実、すごく適当な造りだったことが判明し、僕はなかば憤りつつもそいつの足をとりあえず全部外してしまった。だから今、リビングには小さなちゃぶ台のようなテーブルがちょこんと座っている。イスもなんだがギシギシいっているし、何かと不具合の多い家なのだ。そういうものを治すのが僕の仕事である。
そんなこんなやっているうちにあっという間に一年が過ぎてしまった。そう言えば去年の年末はバイトばっかしてて、一人で風邪をひいて寝込んでいた状態で迎えたんだっけか。あばらも痛んでいた。ひどい幕開けだった。そしてその2ヶ月後にはもっと実際ひどい出来事もあった。そしてそれはいまだに現在進行形で続き、僕らの生活に暗い影を落とし続けている。
でもそのおかげでいろいろと気づかされたことがたくさんあった。たぶん、原発のことや、この国の報道のあり方、その他にもいろいろと知ることが出来たことがたくさんあった。僕の意識は前よりもはっきりしてきたし、今までよりももっと自分のことや将来のこと、家族のことについて考えるようになった。責任を自覚するようになって来たと思う。いろんな事に気づけた年だったと思う。
はてさてどうしたもんかな。
折り返し地点ではないのかもしれないけれど、ひとつのチェックポイントを回ったという実感がある。僕はこのあと何回も首をまわして辺りを見回すだろう。絶えず考え続けるしかないな、と思う。なにかひとつ正しい態度というものがこの世界にあるとしたら。
soundscape
by itr-y
| 2011-12-31 00:40
| 日常