2013年 03月 13日
Happy Rebirthday |
何度かここを更新しようと書いた長文が、PCがフリーズして消えるという不運に見舞われて闇に消えてしまってからと言うもの、しばらく更新するのがおっくうだった。そんなある日、暇な夜勤中にふとメモリを増設しようと思い立ち、Iphoneを手繰りAmazonでバッファローのメモリを購入した。それまでが1GBしかなかったものを4GBにすることにした。取り付けられるか、認識するか不安だったけれど、めでたく我がオンボロMacbookは起動し、サクサクと動き始めた。
いやはや速くなった。それまで文章を打っていてさえ虹色クルクルし始めていた我がクロMacは、GmailとかTumblrとかYoutubeとか、動画、画像系のサイトをもぱぱぱと表示するようになった。iPhotoもitunesも一緒に立ち上げられる。今まではすさまじく時間がかかっていたのに。大したもんだ。なんでもっと早くやらなかったのか。これだけでずいぶんとストレスと手間と時間が軽減された。費用は¥3,785(税込)である。みなさんも悩んでるくらいならとっととやるべきである。安いコーヒーを何度かガマンすれば買える。お勧めだ。
さて、なんの話をしようか。手元にはいくつかメモが残っていて、何を書いたかおおまかに消えた文章の内容が書いてある。
2/25
登山。マジで。クラ円。ゲーム少年。ゲーム。カラオケ。停滞。新しい人。転がる。
だいたいわかるのだが、「クラ円」って何だ?書いた当人が思い出せないんだからしょうがない。しばらくメモ書きを見てうーむとうなる。その下にはまた別の走り書きがある。
「おたがいが理解し合えるという前提こそが争いを生む」
と書いてある。
自分で書いた格言のはずだが、今読むと大していいことが書いてない。まあそりゃあそうでしょうなあ、と自分に対して少し皮肉っぽくなってしまう。理解は出来ないよね、他人だもん。こういうのは成長というのか、あるいは単なる忘却なのか。しかし書いてあるのがバカな文章ならばかなほど捨てにくいのである。こういう自分の正体というか程度を思い知らせるものって捨てづらい。時々思い出す必要がある。お前はこれほどアイタタな人なんよ、と。「やめてくれえ...」と言いながらニヤニヤしてそんな走り書きを見ている。
登山。そう、登山の話。長野県八ヶ岳は天狗岳に登って来た。初めての雪山だった。職場の人に誘われて、アイゼンやピッケルを買い、初の冬山に臨んだ。とても楽しかったし、わりとすいすいと登れたのだけれど、山頂直前でダウンしてしまい、あえなくリタイヤとなった。でもあそこでギブアップしといて良かったと思う。山の上でダウンしても誰も連れて帰ってくれないのである。体がうまく動かなくなって来ていることに早めに気づいて良かったと思う。一緒に行ってくれた人達には申し訳なかったが、でも雪山はとても気持ちがよかった。アイゼンもピッケルもあることだし、また来年以降と思う。
ゲーム少年というのは、今の職場がゲーム少年しかいないという話だ。みんな派遣でバイトの延長線上みたいな働き方をしている。面白いくらいみんなひょろひょろだったり太っていたりして、そしてPCやゲームに詳しい。むろん違和感を感じるわけでわりとストレスは溜まっていたのだ。登山に誘ってくれた人は、管理側の部署の人で10才くらい年上だった。その人もその人でクセのある人だったけれど、何となく好感が持てた。しょっちゅう山には行っているらしい。僕は千載一遇のチャンスだと思い、雪山に行くことにしたのだ。たぶんあの機会がなければもう行くことはなかっただろうと思う。
カラオケは、そう。新しい人の歓迎会兼、送別会があって、その流れでカラオケに行ったのだ。朝までカラオケなんて初めての経験だったのだけれど、これもわりと面白かった。そうやってなるべく初めてのことをしようとしていたのだ。転がろうとしていた。そんな話を書いたんだった。思い出して来た。
休みの日にだけ飲む缶ビールを空けながら、僕は先日受けた会社のメッセージを読む。「残念ながら選考の結果...」だいたい予想していたので別にいいのだが、これで10社目くらいになるんじゃないのだろうか。以前に、自分がいた会社に入って来た人が100社くらい受けてここに来たんです、と言っていたから、自分はまだ数少ない方なのだろう。就職活動をしてみて初めて今の不景気の度合いが分かるのである。でも、時々気になるのが、自分を落とした会社が最終的にどんな人を採用したんだろうなあ、と言う所である。あとでそれだけこっそり教えてくんないかな、とか時々思う。
でもしかし、メモリも増設したし、自転車のタイヤもブレーキパッドも替えた。今日のおかずは美味しく作れたし、ビールも飲めたしとりあえず言うことなしである。
そうだ、また仙台にも行かなくちゃ。
誕生日の度、僕は東北に思いを馳せる。祈りを。そして自分にHappyBirthdayを。
by itr-y
| 2013-03-13 01:39
| 日常