2013年 08月 31日
過去の栄光 |
なんかほっておくとここもどんどん広告が貼られるようになってしまい非常に居心地が悪い。定期的に草むしりをしなくてはいけない。まあ、他人のサーバ間借りして無料でブログを置かせていただいているわけだから(以前はちょっとお金払ってた時期もあった)文句は言うまいと思うのだが、サラ金だとか派遣業だとか不動産とか、生臭い広告が増えるとやはりイヤなもんである。
というわけで、今現在ブログの引っ越しを考えている。
ここをやっている間にWEB上の世界もいろいろと変わってきて、どちらかと言うとやはりFaceBookがいまだにすごく便利で、しばらく会わないでいる友人とも簡単にやり取りが出来ている。でもしかしFBはあくまでもバーチャルツールで、「つながりはやんわりとキープしておきたいけれど、そんなにしょっちゅう連絡取り合いたくもない」程度の関係をプールしておくツールになっている。そこに、自分が興味ある記事だとか面白いと思ったことだとか出来事を貼って、段階事に自己紹介というか、こういうやつなんですアピールをする。そのうちうまの合わない人間はあまりコンタクトして来なくなり、自然にいつも連絡を取る人間が限られて来る。
こんな感じになってきているのだが、僕のFB上での実験は続く。この間は、日弁連が出した秘密保持法のパンフレットのリンクを貼った。社会的な記事は通常、どんな人もあまり出したがらない。原発の記事とかは「けしからーん」と言って貼る人が多いけれど、社会記事、世界情勢の記事とかはまれだ。僕はだいたいそこで「けしからーん!!」と言って世の中の人々の無関心さを嘆くのだが、当然のことながらそうした記事はだいたいレスポンスがない。目に入ったほうだって面白くないだろうなあというのはわかってはいるけれど、ついつい貼ってしまう。
こんな風に思われたい、という人間にとっては格好のイメージ造りツールなわけだが、僕にとってはありのままの自分を基本どこでもさらしてみましょう、というのが基本コンセプトとなっており、わりとどこでも自分の考えを書く。そうするとだいたい決まったところからしかレスがなくて、そこで初めて世の中の人々がどう思われるかをいつも気にして生きている意味を再確認するのだ。
しかしWEB上でここだけがあいかわらずの箱庭である。ここから実際に出会った人達もいるけれど、このブログだけはどことも関わりを持たず、あいかわらずふわふわと宙に浮いている。それでいいと思う。だからこそ広告という「現実」にはあまり入ってきて欲しくないのである。
現実の話ばかりしてしまった。「箱庭」なのに。
引っ越し先として考えているのはWORD PRESSである。これは将来的に自分でコードとか書けるようになればオープンソースだし、いろいろカスタマイズできて便利かなあと思ったからだ。ただ、IT関係の仕事がいつまで続くのか、あるいは続けるべきか考えていて、そのことでしばらく頭を悩ませる日々が続いている。もっとも、このブログ自体「なんか書いてる人がずっとぼんやり停滞しているブログ」であるわけで、まあ平常運転なわけだが、当人としては大変なのだ。WORD PRESSはオープンソースなので、基本的に情報漏洩の危険性も少ない。だいたい、みんながみんな職場で同じOSを使っているだなんて状態がもうそもそもおかしいのである。たぶん、そう遠くないうちにOSにも新時代が来るだろうと思う。MacとWindowsだけなんて種類が少なすぎると思う。そのうちチャンスが会ったらLINUXにも手を出してみたい。
スノーデン氏のCIA告発劇に端を発する情報セキュリティの問題は、いまやシリアの空爆でなんとかごまかそうという雰囲気になってきているが、アメリカと言う国はもう本当に『悪の帝国』になりつつある。いやはや、連日ニュースを見て気が重くなるばかりだ。こういう風に、自分の関係のないことを気にするのはやっぱり自分の方の現実から逃げたいだけなんだろうなあ、という自分自身の魂胆も時々透けて見えてしまうのである。
それでもしかし要らないプリンタを売り払ったり、モニターを処分したり、携帯電話のキャリアを変えたりとか、それなりに自分の仕事はやっていた。一つ一つにとても体力がいるのだ。携帯を買えたのは正解だったと思う。特に自宅用のWiFiのキューブを借りられたのはよかった。おかげで自室でもiPhoneでストリーム配信のラジオが聴きやすくなった。生活が改善していくというのはいい。懸案だったドアクローザも替えて、扉がギイギイいわなくなった。こんなことでもストレスは減ってゆく。
それでもやらなければいけないことは増えてゆく。少しずつ乾いてゆく風だけが味方なのである。
そうそう、ものすごくしばらくぶりに音楽ネタだけれども、Dr,Johnの新譜「Locked Down」は最高だった。御年もう72才だったはずだけど、あのグルーヴ感はやはりすばらしい。ロック好きのみならずブルース、スワンプ好きなら絶対に聴いた方がいい。どことなく日本の民謡っぽくもあり、クールでダーティなおとぎ話のような雰囲気もある。孫ぐらい年の離れたDan Auerbach(The Black Keys)とのコラボ作品。たぶんこれはDr,Johnの最高傑作になるのではないかと思う。リンクを張ったのでご興味ある方はぜひ聴いてみて頂きたい。
by itr-y
| 2013-08-31 13:08
| 日常