2006年 08月 01日
難易度 |
図書館からの帰り道。向こう側から丸めた銀色のマットを持って自転車で走ってくる上半身裸の男の姿が目に入った。
すれ違い様にふと見ると相手もこっちの方を見た。お互いに「あっ」とっ声を上げた。なんと小学校時代の友人だった。
全身黒々と日焼けしていて、なんだか前よりもすこし太ったような気がする。すれ違いながらも、二人ともそのまま行き過ぎてしまい、お互い何となく止まりそびれてしまった。
ホームセンターで買おうか買うまいか随分迷っていた掃除用の無水エタノールを買い、電気屋ででいくつかヘッドホンの試聴をする。
今まで使っていたATH-PRO5が、実は結構いい音だったということに気づいた。今度はフォステクスのヘッドホンが欲しいんだけれど、果たしてどれほどの音質なのだろうか。安く済ませるなら別にこの辺の安い機種でも全然かまわないのだが、どうせならもう一段階ランクをアップしたい。
次に買い替えるのがいつになるかわからないし。
その日の運動中。同じぐらいのスピードで前を歩いていたおっさんが「バチッ」と言う音を立てて屁をこき、そいつを追い抜くと今度は前方から若い女の姿が見えた。
何となく見覚えのあるシルエットだなと思ったらまたこれも小学校時代の友人だった。
一瞬、声をかけようかとも思ったのだけれど、小学校のころと同じ仏頂面で、しかもヘッドホンをしている彼女には何となく声をかけがたい雰囲気があった。
その後ろ3メートルを、会社帰りのサラリーマンが3人時速5キロ程度で並んで歩いていたので、なんだかなおのこと声をかけづらい。僕の歩く速度との差が大体10キロぐらいか。
そんなわけで僕には難易度の高すぎるシチュエーションが今日は何度か続いたのだった。
もう少しクリボーとかノコノコとか、
最初はそんなレベルの敵をまわして欲しいと思うのである。
by itr-y
| 2006-08-01 22:10
| 日常