2006年 08月 06日
さよならストレンジャー |
昨日に続いて今日も暑い暑い。
駅前をうろついていると、新しいハンバーガーショップがオープンしていた。
いつも都内に用がある時は寄っていたチェーン店である。
マックやロッテリアほどジャンクではなく、モスほど肩肘の張らない味なのでなんとなく毎回ここに寄ってしまうのだが、新浦にできた新店舗は駅下ということもあってか、なんだかこじんまりとした印象だった。
立地条件の微妙な悪さで、今ひとつ売り上げが上がらずに撤退してしまう店も多いが、何となくこの店ではくつろげそうにもない。
そんなこんなで駅前をうろうろしていると、友人二人に偶然出くわした。
二人ともバイクでうろうろし、やることがないので駅前行こうぜという、何とも中学生のような動機で来たらしい。
まあせっかく会ったんだしということで、手近なファミレスに入ってしばらく無駄口を叩いていた。
途中、一人ががなぜか「腹が痛い」と言う理由で退席し、僕とAくんだけが残された。
仕方がないのでA君のバイクに乗せてもらうことにし、とりあえず人気の少ない海の方へと行くことにした。
大型二輪の免許を取ってからというもの、ずいぶんバイクにも乗っていなかったので、250ccと言えども公道を走ると緊張してしまった。バイクを借り、しばらく道路を周回して感覚を取り戻す。不意にエンストをこいて焦る。
せっかくだから 舞浜の方まで二人乗りでツーリングし、緩やかな弧を描く沿岸の道路を、ゆっくりと走った。
二周目でバイクを空き地に停め、堤防の向こうの海を見に土手を登った。暑く湿った風が南から吹きつけてくる。笑ってしまうくらいの夏の風だ。
わはははは。
向かい風の中を渋い顔をした前打ち釣り師が糸を手繰っている。そりゃこんな強い風では当たりも取りにくいだろうなあ。
みんな暇なのかなんなのか、「こんなところで何やってんの?」と聞きたい所だが、釣りをやってる方と散歩に来た方では、まだ釣りをしている方が健全だ。
しばらく堤防をふらふら二人で歩いていると、堤防のコンクリートが一部、新しく張り替えられていた。
真っ白でとても気持ちがいい。
そうそう。開発するよりもまず古くなったものを取り替えなきゃね。
少しいい気分になって両手をブンブンと振り回していると、頭上にカモメ達が踊っていた。
by itr-y
| 2006-08-06 22:26
| 日常