2006年 09月 03日
隣 |
乾いた空気がとても気持ちいい天気だった。
夏の最初のうちは7月の終わりまで梅雨が続いていたにも関わらず、秋になるときは9月になると同時に秋になってしまった。
嬉しいような淋しいような感じだけれど、次の季節の風はいつもワクワクさせてくれるから好きだ。
この匂いに人はどれぐらいで慣れてしまうんだろう。
次の季節が来たときは嬉しいのに、そのうちいつまでも続くかのようなその季節の匂いに飽き飽きし始める。
何とも人はわがままなものだ。
少なくとも今はこの秋の風にゆっくりと身を委ねていたい。
まだ少し日が落ちるのもゆっくりとしているから、しばらくはくつろげるだろう。
どこから迷い込んだのか。隣のベランダからコオロギの鳴き声が聞こえてきた。
「何をする人ぞ」、と問いかけるにはまだちと早い。
by itr-y
| 2006-09-03 18:34
| 日常