2006年 09月 05日
毒針 |
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世の中の多くの人々が水面下のことに関して無関心であると言うことは知っていたけれど、まさかアカエイのことがこれほどまで話題になるとは思わなかった。
アカエイなんか日本中どこにでもいるっつーの。
別に荒川河口に限らずどこだって釣れる。
それに釣り人のほとんどは毒針がどこにあるかぐらい知っている。
それぐらい常識だ。
釣れたらハリスごと切り落として下さいね。
危ないから。
それにしてもこのアーウィンさんの事件には僕も驚いた。ディスカバリーチャンネルとかでアーウィンさんの番組はけっこう好きで見ていたので、今回の訃報には僕も胸を痛めている。
ほとんどの場合、アカエイにさされるときは足をさされることが多い。
ぼんやりしているところに頭をむぎゅっと踏んづけられたりすると、驚いたアカエイはくるりと背中を反らせてサソリのように尾っぽ近くの針で刺す。
その攻撃たるや、大抵のゴム長靴も貫通するほどの威力らしい。
だから釣り人はウェーディング(胴長を履いて沖合に立ちこむ釣りを言う)するときはそろそろとすり足で移動する。
こうするとエイがそれと気づいて退散してくれる(はず)なんだそうだ。
刺されるとと大人が悶え苦しむほどの痛さで、しばらくは歩けないほどらしい。
時には呼吸困難にもなるらしいが、アーウィンさんが不幸にも亡くなられてしまったのは、直接心臓に近いところを刺されたせいだろう。
ロケ中の出来事ということらしいから、おそらく足ひれを付けてシュノーケリングで水中を探っていたのではないだろうか。
足ならまだしも、胸を刺されたのではたまったものではない。しかもゴム長を貫通するほどの針で。
クロコダイルハンターがワニに食われずに死んだのは皮肉なことだが、ひょっとしたらワニに食われるよりもエイに刺されて死ぬ方がまだ良かったかもしれない。
クロコダイルハンターがクロコダイルに足から飲み込まれて悲し気な顔をしている様はあまり見たくない。
不謹慎な話かもしれないが。
なにはともあれ謹んでご冥福をお祈りしたい。
by itr-y
| 2006-09-05 22:00
| 日常