2006年 10月 31日
コーヒールンバ |
朝方、何やら変な匂いで目が覚めた。
なんだかちょっと化学臭のようでもある。
窓の外からにおってくる。
どうも隣の家でお鍋を焦がしたらしい。
その焦げた匂いがにおってきているのだ。
たまらずに起き上がり、ぼたぼたと台所まで歩いた。
いつものようにコーヒーを飲もうとお湯を沸かす。
しかしトーストと一緒に飲むコーヒーは、なんだか変な味だった。
隣からにおってくる焦げの匂いと同じ匂いがするのである。
そんな馬鹿なと思ってもう一回飲んでみる。
やっぱり焦げ臭い。
どうも刺激臭を嗅いだせいで、苦みに対する嗅覚が一種類だけになってしまったらしい。
本来なら香ばしい香りも、こうなってはもうダメだ。
なんとなく
「オレ普段こんなもの飲んでたんか...」
と思ってしまった。
苦すぎる。
焦げの匂いに人間が敏感なのは、やはり危険を察知する為なのだろうか。
その日はコーヒーを飲むとその匂いが鼻をつくので、一日中飲まないことにした。
これを機に紅茶党になってしまってもいいかもしれない。
苦いよ。
アレ。
by itr-y
| 2006-10-31 18:51
| 日常