2006年 12月 01日
交差点 |
今日、帰りの道でちょっとひやりとすることがあった。
交差点の手前で赤信号になったので、歩けるぐらいの速度に減速したバスの前に僕は出た。
路側帯の方に出て信号待ちをしようと思ったのだ。
自転車で堂々と止まるわけにはいかないからだ。
てっきりそこで止まるんだろうと思っていたバスは、なんでだろう、そのまま歩くくらいの速度で走り続け、そのまま左折しようとしてきた。
僕は頭の中が「!???」になったまま慌ててペダルの上に足をのせなおし、バスの前を横切った。
「パオン」
バスの運転手がクラクションを鳴らした。
はて、赤信号だったはずだろ?と思って信号をよく見てみると、左折の青信号が灯っていた。
そうだった。
ここは左折信号があったんだ。
ここの交差点は人通りが多いので、左折し損ねる車両が多いのである。
そんな訳でここには左折用の信号がついているのだ。
こういう信号がついているところでは自転車が待つところがない。
左折の車が来るので、内輪差に巻き込まれないように歩道に上がるしか無いのだ。
だからいつもこの交差点で停まる時は気をつけているのだけれど、なぜかこの日はぼうっとしていて、ノコノコとバスの前に出て行ってしまったという訳だ。
けっこう長いこと自転車に乗っていると、何度かひやりとすることはあるけれど今回は迂闊だった。
こんな感じで「あれ?」と思いながら人は交通事故で死んでいくんだろうなとあらためて思った。
バスと自転車は道路上ではものすごく相性が悪い。
自転車にとってバスは邪魔以外の何者でもない。
やたら図体がでかくてやたらとあちこち停まるし、追い越したと思ったらまた前に出てきて一番邪魔なタイミングで停まる。
自転車はその度に後方を確認して大きくその巨体を避けなくてはならない。
唯一いいところは右側にドアがついていないところだ。
直近を通ってもいきなりドアが開くことはない。
この辺はタクシーの野郎よりはだいぶマシだ。
しかしバスの運転手にとっても自転車は邪魔以外の何者でもないはずで、突然脇の方からちょろちょろ出てくるし、信号無視はしやがるし(僕はしないけど)、もう腹が立ってしょうがないだろうと思う。
この時の僕はまさにその邪魔な自転車で、運転手さんもそうとう腹を立てたことだろうと思う。
本当にすまなかったと思う。
12月に入って慌ただしくなってくるこの時期、車も自転車も運転には十分気をつけようと思った。
それだけ気をつけても避けられない事故というものはあるのだけれど。
LIVE INFORMATION
12/7(thu)
下北沢ARTIST http://www.c-artist.com/index.html
CHARGE ¥1500 wih one drink
OPEN 19:00
START 19:30
by itr-y
| 2006-12-01 19:42
| 自転車