2007年 01月 13日
男がクッキーを作る時 |
なんだか突然思いついてクッキーを作っていた。
図書館でリサイクル図書と称して置いてあった、持ち帰り自由の本の中に「今日の料理」があって、そのなかにあったやつを参考に作ってみたのだ。
なんでまた突然クッキーなのか。
一人の男がクッキーを作る時、そこにはどういう経緯と意図があるのか。
そんなことはまったく説明する事無しにクッキーづくりの話をしたい。
なんでかというと今日はそれしかしていないのである。
クッキーづくりをするにあたって僕がひとつ驚いたのは、クッキーの構成成分の内、そのほとんどがバターであるということだった。
てっきり小麦粉が主成分なのかと思っていたら、、小麦粉よりもむしろバターの方がその割合を多く占めているのである。
なんてこった。
カロリー高すぎじゃないか。
少し驚きつつも、指示通りの分量のバターを入れる。
そこでしばらく余ったバターを見ながら、どうせ使わないだろうなと思って残りのバターも全部入れてしまう。
きちんと計量した分をレシピ通りに作らなければいけない菓子づくりにおいてこういう事はタブーなんだろうが、その辺は素人のやる事なので...とお茶を濁しつつ、全部入れてしまう。
そして説明書にはバターを混ぜろと書いてあるんだが、固形のバターが混ざるわけも無い。
しばらく硬いバターと悪戦苦闘した挙げ句、結局湯煎で軽く溶かしながら混ぜあわせてゆく。
最初は混ざるわけねえよとか思っていたのが、湯煎でやって行くと素直に混ざりはじめたので少しホッとする。
これで材料を無駄にせずに済みそうだ。
卵白だのバニラエッセンスだのを混ぜ込み、最後に薄力粉をまぜる。
凄まじい事にうちには計量カップなんてものもないのでこれも目分量。
どうにでもなりやがれ。
作業が進むにつれ、最初の意気込みとは裏腹にどんどん投げやりになってゆく。
そして今現在、冷蔵庫で寝かし中。
ここまで来て実はまだ焼いていないんである。
明日ブログを見に来てクッキーの事に関して何も触れていなかったら
その時は察していただきたい。
男がクッキーを作る時、
そこには言葉にできない悲しみがあるのだ。
by itr-y
| 2007-01-13 17:57
| 日常