2007年 01月 28日
きょうのわんこ |
ふらりと海の方まで散歩していたら、いつもの海岸のところに犬を数頭連れて来ている人がいた。
大体この辺に来る人とは顔なじみなのだけれど、その人を見るのは初めてだった。
ハスキー風の灰色の毛の大型犬が三頭と、何やら小さくて黒いのが数匹ウロウロしている。
まだ生まれて間もないらしく、歩き方が少しよちよちとしている。
全部で五匹。
体長が20センチくらいだろうか。
まるっこくてコロコロとしている。
飼い主の人がいつもここに来ている常連のおじさん達と一緒に話をしていたので、僕も一緒に話を聞いていた。
三頭の犬はいずれもメスの秋田犬だそうで、真ん中の痩せた犬が母親なのだそうだ。
子犬は生後48日。
なんとなく目もとろんとしていて、その姿がとても愛くるしい。
海岸に来ていた人達もみんな子犬に興味を惹かれて、飼い主の人も世間話をするのに忙しいみたいだった。
僕も子犬に触りたかったのだけれど、母犬の目の前で子犬に触れるのは気が引けたので、大きい方から友達になっていくことにした。
飼い主さんに教えてもらって手を差し出してみると、もともと温厚な性格らしく、そんなに時間がかかることもなく仲良くなれた。
手だの顔だの、あちこちなめまくるのでくすぐったい。
おかげであちこちよだれだらけになってしまった。
秋田犬というのはもっと華奢な印象を持っていたのだけれど、三頭の成犬はいずれもがっちりとした体格と、豊かな体毛に覆われてとてもタフな犬だった。
ふさふさした毛の下に、とても発達した筋肉があった。
そのまま犬ぞりとかも引けそうである。
しばらく犬達と戯れてから飼い主の人といろいろと話をした。
ここにはよく日光浴と散歩のために来るのだそうである。
三頭の成犬プラス子犬5匹ではとても大変だと思うのだが、飼い主さんはそれほど苦でもなさそうに糞やおしっこの始末をしていた。
最近では足袋を履いた(足先の白い)犬というのは少ないらしく、とても希少なのだそうだ。
子犬達はいずれもはっきりとした白黒模様が出ていて、きちんとしっぽの先まで白かった。
それがまた可愛い。
さすがに全部の犬を飼うことは出来ないから、彼らは里子に出されることになるんだそうだが、秋田犬を飼うとなると、相当な根性が要りそうな気もする。
いずれ犬を飼いたいなあと思っているのだけれど、家事情のおかげでいまだに実現できていない。
犬を飼うのはまだ当分先になりそうなので、思う存分なでなでして戯れてから帰った。
by itr-y
| 2007-01-28 17:53
| 日常