2007年 02月 24日
風と共に萎える |
雨が止むと今度はぴいぷうと風が吹きはじめた。
北側の僕の部屋のベランダは、風が吹き付ける度にピイイと音をたてる。
土曜だというのに海の方には誰もおらず、北風が水面をザワリと時おり撫で付けていった。
すっかり切れなくなったオピニルを研ぎなおし、研磨剤で表面を磨いた。
いつも工作用に使っているやつで、正直こんなでかいナイフあんまり使わないのだが時々こいつが役に立つことも多い。
普段はカッターを愛用していても、カッターだけでは文字通り歯が立たない材料もあるのだ。
それでもカッターの方が便利なんだけれど。
作りかけのルアーはなんだかんだいって放りっぱなしになり、部屋の中で所在なげにぶら下がっている。
風とともに気力も萎えて来ているみたいだ。
チャボロ・シュミットのジプシースウィングを聴きながら、コーヒーを飲む。
何だか目がしぱしぱする。
by itr-y
| 2007-02-24 18:42
| 日常