2007年 03月 03日
どの夜も救われない |
久しぶりに中学時代の友人から電話があり、彼の家で家飲みすることになった。
なんだかんだ言って小学校の時代から今まで同じところに住んでいたので、わりあい長い間近くにはいたのだがそれまであまり会うこともない友人だった。
近所のスーパーでいくつかつまみを買い、彼の家にお邪魔する。
彼は慣れた手つきで豚の切身と茄子を厚切りにしてそいつをオリーブオイルと大蒜で炒め、バジルソースをかけて仕上げた。
ビールで乾杯。
ずいぶんと長い間酒ともご無沙汰だったのですぐに酔いがまわってきてしまった。
持って来たピックギターをポロポロと弾きながら酒を酌み交わす。
そのうちに彼の友人と、共通の地元の友人を加えて4人で宴会となった。
途中で一人帰り、それからも3人で飲み続ける。
やがて12時を過ぎた辺りで僕以外2人とも眠り込んでしまったので、こっそりと帰ることにした。
久しぶりに飲んだので少し気分が悪くなっていた。
なぜか早く一人になりたくて誰もいない駐車場に行った。
一人でギターを弾き、それでもなんだか投げやりな気分が続いていた。
これ以上一人にはなれないのに、僕はもっと一人になりたかった。
どうしろって言うんだ。
これ以上。
by itr-y
| 2007-03-03 18:22
| 日常