2007年 03月 04日
轍と夕日 |
いい天気でしかも大潮とあれば人ではいくらでも出てくる。
その日も海岸線は人だらけで、まるで5月の連休中のようでもあった。
明らかに市外から来たと思しき人も沢山いて、いつからここはそんな公園になってしまったんだろうと思ってしまった。
気温は急に下がり、どうでもいい音ばかりが聞こえる。
せり上がる海面は何かゾワゾワするほどの生命感に満ちていて、僕は思わず目を背けた。
こんな海を見ていると気持ちがざわついて仕方がないのだ。
どこにも行かない。
誰も探さない。
by itr-y
| 2007-03-04 19:00
| 日常