2007年 03月 17日
ショーロのリズムで踊りましょ |
久しぶりに新宿に寄ったので、ついでに楽器屋を覗いてみることにした。
いつもお茶の水で買い物をすることが多いのであまり新宿や渋谷の方には行かないのだけれど、たまに行くといろんなものがあって面白い。
首都圏に住んでいて便利だなと思うのは、どんな商品でも展示物でもちょっとでかければすぐに実物にお目にかかれるという点だ。
大型の楽器店によってドラムフロアに行ってみる。
以前からパンデイロが欲しくて探しているのだけれど、これがけっこう大きな店に行かないと売っていないことが多い。
店員に訊いてみるとやはり輸入ものは入ってくる数も少ないのだそうである。
最近では国内のメーカーも作っているけれど、やはりパンデイロはブラジルのものが一番ですね、と言ってダシダシと叩いてみせてくれた。
作りは粗いけれど、音の感じはブラジル製が一番なのだそうだ。
パンデイロはタンバリンをゴツくしたような楽器で、これひとつでキックとスネアの音を模倣できるため、サンバやショーロなど、ブラジル音楽では多用されている。
マルコス・スザーノなどの演奏が有名だ。
僕はこの楽器を山崎まさよしのOne Knight Standツアーで初めて見たのだけれど、まさやんはこの楽器にピックアップをつなぎ、そいつでリズムパターンをサンプリングしループさせて複雑なリズムを作り出していた。
山崎さんはうまいですね。僕もCMで見ましたけれど。
店員さんもそう言っていた。
ブラジル製のそいつは1万6千円ほどで少し値が張る。
でもこれを使いこなすことが出来れば決して高い出費ではない。
いつか思い切って買おうと思っていつまでも買わないでいるのだが、メリハリのないここのところの生活に、パンデイロでダシダシと喝を入れていきたいなあと思う今日この頃なのである。
でも店員さんにお礼を言ってその日は帰った。
なにせぎりぎり帰りの電車賃しかなかったのである。
by itr-y
| 2007-03-17 18:57
| 日常