2007年 03月 18日
春眠、場所をいとわず |
しかしそれにしても寒い。
ダウンを着てても北からの風が吹き付けてきて、体の芯から揺さぶりをかけてくる。
たまらずに海からは撤退し、量販店の中に飛び込む。
新しく改装が終わり、店内は知らない店がいくつも入っていた。
なぜだか靴屋が多い。
三階の寝具売り場でマネキンがベッドに寝ていた。
マネキンをベッドに寝かしてみるなんて変なことをするもんだと思っていたら、寝ていたマネキンが突然身を起こし、まくらをぽんぽんと叩いて具合を確かめていた。
どうも寝心地を確かめていたお客さんだったらしい。
いくら枕が大事だからってそこまですることはないんじゃないかなと思う。
ふかわりょう氏ならきっと
「お前の母ちゃん、寝具売り場のベッドで寝てたぞ」
とネタにしてしまうに違いない。
けっこうダメージが来ると思う。
そのままいつも行く楽器店に寄ってみるとパーカッション売り場にカホーンが入っていた。
これもブラジル製の楽器で、見た目は単なる箱なのだけれど、これひとつでリズムを叩けるという優れものだ。
中にワイヤーが入っていて、叩くとそいつがスネアのようにダシッとアタック音を出す。
昨日紹介したパンデイロ同様、機構的には単純そのものなのだけれど、使い方によってはいろんな音を出せるのでけっこう便利だ。
売り物を勝手にいじくり回し、例によって僕は自作できないものかと中を調べてみた。
これなら作れそうだ。
二万五千円は楽器としては決して高くはないけれども、自作できるものならなんだって自作したいものである。
カホーンとパンデイロ。
頭の中でまたいろいろと音がまわりはじめた。
by itr-y
| 2007-03-18 19:30
| 日常