2007年 06月 15日
美しく平和な夜 |
人間の活動が活発になる時というのはけっこう重なるものなのかもしれない。
行く時には引ききっていた潮も帰りには満潮になっていて、沢海橋のあたりでは明らかに水位が街よりも高くなっていた。
こういう所は大変だなあとまるで他人事のように思ったりもする。
幸い僕の住んでいる所の周辺はそんな事はないのだけれど。
今日はなぜか地元の友人の飲み会に二件も誘われていた。
ひとつは中学の頃の人の誘いで、もうひとつは小学校の頃の人の誘いだ。
小学校の集まりはけっこう行っているので、とりあえずふだん会わないでいる中学の方の飲み会に参加してきた。
行ってみるとなんと女の子が4人で男は僕一人だった。
うれしいような悲しいようなちょっと複雑な気分である。
少し遅れて行ったのでもうすでに食事は終わっていて、仕方がないので僕は小さなスタイニー瓶のビールを飲んでいた。
何もないのもなんなのでとりあえず一番安いピッツァを頼んだのだけれど、これが生地をただ焼いた上にぱらぱらとローズマリーをふりかけてあるだけのものでひどく味気なかった。
もう少しまともなものを頼めばよかったと思いながらも、なんとか話を盛り上げようと孤軍奮闘していた。
そんな感じで一軒目を出るときにはけっこう体力を消耗していた。
これだから飲み会って苦手だ。
もう一人メンツが増えるというので二軒目に移る。
小学校の方の飲み会がどうなったのかちょっと気になったので電話してみた。
すると今レストランにいるから来いとの事だった。
小学校も中学も地元なので何人かはメンバーも共通している。
どうせ飲むんならなら一緒にやろうぜと言って合流してみる事にした。
行ってみるとどちらにも幸い何人か共通の友人がいたので場はけっこう盛り上がった。
僕はここでようやくホッと一安心した。
ようやく肩の荷が下りた感じだ。
そもそも僕にはホスト役は無理なのだ。
その日は後からぽつぽつとふだん来ない懐かしい顔ぶれも集まり、女の子に今度結婚するという子もいて、飲み会は多いに盛り上がった。
その店で長い事ウェイターをやっている友人が結婚祝いにワインを二本開けてくれた。
よかったよかった。
僕はピッツァとかフォッカチオとか、何だか粉っぽいものばかりを食いながらみんなの話に耳を傾けていた。
その後2時まで飲み、最後は歩いて帰った。
美しく平和な夜。
soundscape
by itr-y
| 2007-06-15 19:19
| 日常