2007年 06月 18日
韋駄天 |
修理中の我がボロチャリの代車として貸してもらったロードバイクは、それまで乗っていた自転車とは比べ物にならないくらい軽く速い代物だった。
「その辺をしばらく一周してみて下さい」と言われて、しばらく江東区の街中を走り回っていたのだけれど、あまりの軽さに笑ってしまうほどだった。
一体今の今まで僕は何をしていたのだろう。
こんなんと公道で張り合ってたのかと思うとちょっと背筋が寒くなった。
かなうわけないっつーの。
今朝、さっそく通勤に使ってみたらいつものタイムを15分も更新してしまい、目的地に着いても時間が余って困ってしまった。
ジャンプを全部読めてしまうくらいの余裕があった。
読んだ後でゆっくりと茶を飲む余裕すらあった。
なんてこった。
貸してもらった車両はFELTのF70というモデルで、ベースがアルミ、フォークとリヤの一部がカーボンと言う仕様だった。
太めのアルミのフレームはけっこう硬く、漕いでいてもまったくねじれ感もヨレもなく、無駄なく力を変換していた。
硬いアルミのフレームに伝わる細かい衝撃を和らげるためなのか、足回りにはカーボンを使ってショック吸収の役目も果たしていた。
カーボンフォークというのに乗るのははじめてだった。
このフォーク走っていると
「ソー.....」
という地面の振動の音がフォークの中で共鳴しているのが聴こえる。
そんなもんなのかなと、すこし変な所で納得してしまった。
ちなみにコンポはシマノの105で性能的には申し分のない車両だ。
ただひとつ問題があるとするならば、あまりにも前傾姿勢がきつすぎて腰痛持ちの僕には少しきつかったという所だろうか。
前傾がきついと言ってもそれはロードとしては平均的なものなんだろうけれど、それでも今までの自転車になれていた身には少しきつかった。
後は車体が軽すぎて急制動をかけると前方に吹っ飛んで行きそうになる事ぐらいか。
まあいずれにしてもこのバイクが乗りやすい事には変わりはない。
よくできたバイクだと思う。
本当はこれであっちこっち走り回りたくて仕方がないのだけれど、借り物だからあまり無理はしない方がいいのかもしれない。
踏み込めば踏み込んだ分だけ走るその自転車にまたがって、いつもの道を帰った。
soundscape
by itr-y
| 2007-06-18 20:36
| 自転車