2007年 07月 08日
勘違い |
買ってきたシャツが実は長袖で、買ってきてから広げてみて気がついた。
しばらく机の前で一人笑ってしまった。
こういうことが実によくある。
半袖が欲しかったんだけどなあ。
これからの季節に。
この季節、夜になると日中の気温差で海からの風が吹き付ける。
僕は個人的にこの季節が好きで、よく夜の海にこそこそと出かけていったりしていた。
なんで風のある日がいいかと言うと、まったくの無風だと虫が出てくるからだ。
蚊が飛んでいるような所でゆっくりはできないから僕はだいたいいつも少しばかり風のある日を選ぶ。
もちろん誰もいないというのが一番重要である。
誰かいたらそれで台無しなのだ。
その時は帰る。
けっこうこだわりはある。
浦安の花火大会が近づいてきている。
去年は高州の公園が打ち上げ場所だったけれど、あちこちにマンションが建ちまくってしまったので打ち上げ場所は隅の方に追いやられ、ついに日の出で打ち上げられることになった。
例の墓地公園の裏手。
釣り人の間では通称
「墓場裏」
と呼ばれる場所だ。
死人が起きやしないかと思う。
本当に端っこの方だ。
これでついにわが家からも花火が見られるかもしれないのだけれど、悲しきかな、僕はもう花火が見たい年頃じゃあない。
特にうれしくも何ともない。
また人がどっと押し寄せると思うとちょっと憂鬱になる。
本当に見たことない人達ばかりなのだ。
以前はずらりと並んでいた屋台もすっかりなくなってしまったし、年ごとに風情が消えてゆく花火大会。
黄色い長袖の麻のシャツを眺めつつ、これで浴衣の彼女でもいたらそれなりに楽しいんだろうけどなあ、なんて事を考えていた。
soundscape
by itr-y
| 2007-07-08 23:57
| 日常