2007年 08月 30日
軽めの選択 |
ここ数日涼しい日が続いてもうすっかり忘れていたけれど、まだ8月は続いているんだった。
肌にあたる風と匂いが秋のそれなのでなんだかもう秋になったような気になってしまう。
急に正気に戻ったような天気は僕らの街を静かに包む。
雨が時おり降って止む。
少し遠くまで行きたくなったのでついでに小川町に寄って、新しいシュラフとフライシートを買った。
夏用のシュラフではあるけれど、これまでコンパクトな本式のシュラフを持っていなかったのである。
持っていたのはオートキャンプ用のやたらとでかいやつと、ホームセンターで買った安くて重くてでかいやつだったので、ずいぶんと軽く小さくなった。
今までなんであんなもの担いでいたんだろうと思ってしまうくらい軽い。
一年にそうそう何度もキャンプに出かけるわけではないのでついつい安物に手が伸びてしまうのだけれど、やっぱりアウトドア用品には安物は禁物だなとあらためて思った。
1グラムの重さが何キロも走ったりすると大きな重さになることを僕はここ数年のうちに嫌というほど知ったので、身の回りのものの軽量化と、小型化を図っている。
自転車まわりは特に小さくしとかないといけない。
フライシートの方は今まで使っていたテントの純正品だ。
メスナーの2000というシリーズの1人〜2人用のテントを使っていたのだけれど、フライシートだけ別売りで買わなかったのである。
ただ単に金がなかっただけなんだけれど、テントのみではさすがに結露がひどく、テントの中がびっしょりになってしまうので買うことにしたのだ。
この際だからマットもエアー式のきちんとしたやつを買おうと思ったけれど、自転車ではさすがに三つも運べないのでまた今度買うことにした。
スノーピークのやつが一番シンプルで軽かったのでこいつにしようと思っている。
なんでこんなに寝袋まわりにこだわっているかというと、いつぞやA君とツーリングに行った折り、自分の荷物がやたらとでかいのにA氏の荷物がすごくすごくコンパクトにまとまっていたからでもある。
自分ではちょっとはアウトドア派な方だろうと思っていたのに、いつのまにか彼は野外用品の刷新を図っていて、最新のものを揃えていたのである。
ふだん自転車にのっているくせに重い荷物を運んでいる自分が馬鹿馬鹿しくなったので、今回少し無理してでも少しずつ揃えていこうと思ったわけだ。
やっぱり小さいのはいい。
ラックの上に乗っかっている新しい寝袋を見ているとつくづくそう思う。
もっともっと小型化したいなあ。
秋風に吹かれながらさすらうことを夢に見る。
soundscape
by itr-y
| 2007-08-30 21:58
| 日常