2007年 09月 06日
どうにもならないこと |
ものの見事に台風に直撃されてしまったので旅にでるのはあきらめて映画に行くことにした。
この間行った豊洲のユナイテッドシネマ。
リメイク版の「エヴァンゲリヲン劇場版」。
あたりまえのことなんだけれどストーリーも全部知っているので特にこれといった感想もなかった。
あっちこっち作画に力が入っていてけっこう見応えはあったのだけれど、あらかじめ知っているストーリーというのは罪なもんで、リメイクというだけで少ししらけてしまっていた。
つくづく自分は楽しめない性分の人間だなあと思った。
今回のこのエヴァのリメイク版はつまり初代ガンダムの劇場版と同じ所に位置しているみたいだ。
つまりテレビ版のストーリーを縮めて、映画三本分の尺にしてところどころ手を加えてなおしていくといった感じの作品になっている。
エヴァの場合はちょっと凝っていて、ほとんどのシーンが原作をベースにしながらも新しく描きなおされていた。
特にメカシーンは圧巻で、第三新東京市の武装ビルディングの兵装シーンはとてもよく出来ている。
使徒やエヴァのデザインも若干マイナーチェンジがされていて、少し新しくなっていた。
名台詞はそのまま。
名シーンも少し手直しされていて、レイの笑顔も劇場仕様だ。
宇多田ヒカルのテーマソングで映画は終わった。
終わっても誰も立たない。
そしてすげえ静か。
そういや昔映画館でエヴァ観に行ったときもそうだったなと思い出した。
それなりによく出来ていても、いつも何となくエヴァって後味が悪い。
作品自体はすごく好きなんだけれども。
映画館に行った後でやたらと濃い味の背油系こってりラーメンを食べ、HMVで三枚ほどCDを買った。
何となく僕は代償行為をしているみたいだ。
どこにも出かけられないフラストレーションのせいだろう。
胃の奥から大蒜の匂いをまき散らしながら空いた有楽町線に乗って帰宅した。
無駄遣いしたなあ...。
soundscape
by itr-y
| 2007-09-06 19:24
| 日常