2007年 09月 12日
乙女心と |
秋の空。
秋雨前線のせいだろうか。
雨でクリアになった空にほんの数分間の間燃えるような空が広がり、束の間ではあったけれど次の季節の前奏曲を奏でてくれているみたいだった。
気障な言い方かもしれないけれど本当にそんな感じがしたのだ。
じっさい、空は季節の変わり目にこういう表情を見せてくれる。
こんな天気の後は少しずつあちこちに変化が出始める。
一番早いのが虫で、気温が何日か低い日が続くと鳴き声の数が増える。
次が彼らを食している鳥類で、それまで元気の無かったセキレイやなんかも少し元気を取り戻し、活発にエサを摂りはじめる。
でもなんだかんだ言って一番早いのは魚かもしれない。
スズキやハゼは雨の降った直後から喰いが立ちはじめるし、型も大きくなる。
雨の影響を一番受けるのが水中がだからだろう。
この時期の東京湾の水が一番生き生きとしていて好きだ。
やはり適度に笹濁りなのがいい。
生き物の気配が濃厚にする。
明日は晴れるんだろうか。
ふつうならここまで赤いと雨が降るのだけれど。
soundscape
by itr-y
| 2007-09-12 09:47
| 日常