2007年 12月 18日
暗夜行路 |
暗い道を好んで走るやつもいて、それはまあもちろん僕のことなんだが、晴海通りから新しく豊洲の方にのびた道路はけっこう走っていて気持ちのいい道である。
まだあんまり交通量も少なく、広くてきめの細かいフラットなアスファルトがどこまでものびる。
思わすペダルを漕ぐ足にも力が入ってきてしまう。
しばらく永代通りの方から帰る日がずっと続いていたけれど、最近ではまた湾外伝いに帰るのが楽しくなってきた。
荒川大橋の急勾配も何のそのである。
今は一番闇の深い季節だ。
毎年毎年思うことは、12月と1月ではまったく街のもつ空気感が違うということだ。
同じ色の闇のはずなのに、大晦日と正月を境にまったく空気が変わってくるのである。
大気の中に人々の気持ちが溶けていっているとしか言いようのない不思議な感覚。
それとも昔の人は、この空気の異なる季節にちょうど暦が変わるように新年の始まりを決めたのだろうか。
気がついたら今年ももう後二週間である。
なんてこったい。
夜道を走って
どこまでも走って
僕はいったいどこに行こうとしているんだろう?
soundscape
by itr-y
| 2007-12-18 01:33
| 日常