2008年 02月 02日
セロリ考 |
セロリが好きである。
最近一束買って来ては、一本丸ごとざっと洗って手でちぎりながらマヨネーズをつけてたべてしまう。
ビールを飲みながらセロリをかじっていると、なんだかとても満ち足りた気分になる。
下手に焼き鳥やなんかよりもこういった野菜の方がつまみとしておいしいと感じるようになって来た。
そういう年なのかもしれない。
以前に丸ごとキャベツと人参とセロリを切ってお通しとして出して来た居酒屋に入ったことがある。
最初はさすがに面食らったけれど、塩と辛みそをつけて食べるその生野菜がけっこうおいしくてパリパリと一緒に来ていた写真家「K」の分まで食べてしまったりしていた。
いつの間にか味覚も大人になって来ていたのかもしれない。
カロリーの高いものよりも、なるべく繊維質の多いものがうれしくなって来ている自分がおかしい。
セロリは少し文学的な香りがする。
タマネギではダメだ。
椎茸は日本文学な気がする。
我が輩は猫である。
セロリは新進気鋭な気がする。
直木賞な感じだ。
「蹴りたいセロリ」
みたいな。
soundscape
by itr-y
| 2008-02-02 00:16
| 日常