2008年 02月 23日
相互的 |
ヘーゼルナッツの香りがしていた。
猫がニャアと鳴いて僕の後について来た。
なにもないよとなんとか伝えようとしたけれど、言葉はなかなか伝わらない。
人間同士だって上手く行かないのにどうやって猫に伝えることができるだろうか。
どうでも良いことなのにどうしてもなにかを手に入れたいと思う時は僕にだってあるけれど、きっと彼にとってもどうでもよいことだったのかもしれない。
それをわかってて近づく時もある。
お互いにそれをわかっている。
だからこそ近づく時もある。
だからこの瞬間はそのことを考えていた。
彼も多分そうだったんじゃないのかな。
soundscape
by itr-y
| 2008-02-23 11:41
| 日常