2008年 07月 28日
おんぼろ人生 |
全然更新していない間にも生活には多少の変化があった。
まずひとつには車を買った。
20年落ちのローバーミニ。
「ミニクーパー」と言ったほうが普通の人には通りがいいかもしれない。
クーパーはミニの1グレードの名称であって、正式な名前は「MINI」である。
安く譲ってくれるという人がいたのでひと月ほど悩んだ挙げ句、結局購入することにした。
車に疎いがために逆にこまめに店に行って店員の言われるがままにオイル交換をしていた前の持ち主のその車は、そのため非常にエンジンの調子が良かった。
ミニそのものよりも車を所有するというのが初めてなのだが、それでもエンジンの具合がいいということはわかった。
しかししばらく走っているとやはり不具合が見つかって、なんとブレーキオイルが無くなっていることに気づいた。
こんな状態では危なっかしくて走れないので専門店に行って総点検をしてもらったのだが、当初提示していた3万という金額を遥かに超えて6万強の請求をしてきたので店の親父とバトルをする羽目になった。
最初に言った額を超えるのがわかったらその時点で連絡くれるのが筋ではないのですか?本来は見積もりを出してから修理を始めるべきですよね?
どう考えても当たり前のことを言ってにじり寄ったらなんとか端数を切って6万ぽっきりにしてくれた。
しかしそれでもこっちとしては気が済まないので3万にするか、それとも6万払ってオイル交換もクーラーガス交換もつけるかとさらに詰め寄りたかったのだが、一見温厚そうな店主は実際には相当こすっからい人物らしいということがわかったので、怒りだしたらめんどくさそうだったからそのぐらいにしておくことにした。
しかしまあ走ってみるとメンテナンスに出した甲斐はあってけっこうきびきびと走った。
あいかわらずクラッチは固いしステアリングは重いしシフトレバーはごりごり言うけれど、それでも譲ってもらった時と比べれば明らかに調子がよくなっていた。
まあいいか。
まったくクーラーの効かないオンボロ車の中でだらだらと汗を流しながら帰った。
今度は違うショップに出そう。
そう固く誓った。
車を持ってまず便利だなと思った点は、何よりも荷物が積めるという点である。
自転車ではとてもじゃないけれど運べないペットボトルの飲料水2リットル6本入りなんてものも、車なら何の躊躇も無く運ぶことができる。
身軽な生き方を標榜してきた僕でもこの便利さは認めざるを得なかった。
昨今の原油高の折、車を購入するなんてまったくもって無謀にもほどがあるのだが、それでもまだ後悔はあんまりしていないのである。
出費は少しかさむけれど不思議な安心感を与えてくれる新たな相棒をポンポンと叩いた。
はてさていつまで一緒にいられることやら。
これからしばらくよろしくね。
soundscape
by itr-y
| 2008-07-28 21:12
| 日常