2008年 10月 02日
収束と発散 |
まだちょっと余っていた代休が今日にふられていてとても助かった。
風邪っぴきのうえぼんやりとしている身には十分な休息日になった。
起きた時はまだ体がだるかったのだけれど、起き上がってあれこれと掃除だの洗濯だのをし始めると何だか普通に戻ってしまった。
なんだもう治ったと思うことにし出かけてしまうことにした。
図書館でCDを借り換え、それから海に行ってギターを弾き、それからマックで簡単に昼食を摂った。
ここ数日はやはり胃の具合がよろしくなく、少し食べるとすぐに満腹になってしまった。
満腹というよりも胃もたれ感がしてやめてしまうことが多い。
まだもう少しかかりそうである。
本当にレスポンスののろい自分の体にはあきれてしまう。
その後、何を思ったのかふと羽田空港まで行ってみることにした。
飛行機を見に行きたくなったのだ。
飛行機だけを見に行くなんてどのぐらいぶりだろうか。
しばらくターミナル周辺の道路をウロウロしながら、ようやく駐車場に停めることができた。
久しぶりに見て驚いたのは747よりも777の就航数の方が圧倒的に多くなっているということだった。
以前は主力旅客機として活躍していたボーイング747よりも同社の777の方が多いのである。
まえから空を見上げていてなんか多いなあとは思っていたけれど、今ではほとんどが小型機に替わっているらしい。
小型と言っても十分大きいのだが、こっちの方が採算が取れるのだろう。
時代の波なのかもしれない。
次から次にうなりをあげて離陸する大型旅客機の姿は久しぶりだった。
スタート地点からうなりをあげて、どんどんとエンジンが出力をあげてゆくのが聞こえる。
そこから数百メートルも離れていないような距離で、巨大な旅客機はスウッと軽やかに空に滑り上がってゆく。
美しく無駄がない。
しばらくそんな姿に見とれていた。
10月の風はもう日が暮れると肌に冷たくなってきた。
そんなに長くはいられない。
平日の夜だというのにターミナルは旅行者で賑わっていた。
みんなどこに行くのだろう。
僕は僕が来た場所に戻ることにした。
またいつか来よう。
旅立つ時のために。
soundscape
by itr-y
| 2008-10-02 23:00
| 日常