2008年 11月 07日
Polite Policeman |
切符切られました。
生まれて初めて。
交通違反です。
ごめんなさい。
でもまあ交通違反と言っても一点減のごくごく軽いものなんだけれど白バイに追いかけられるというのを初めて体験しました。
まさか自分が追いかけられることになるとは。
場所は江東区枝川の高架下。
右折オンリーの車線をそのまま直進してしまったところをパクられた。
多分みんなやってしまうポイントなのだろう。
明らかにまっすぐ行きたい構造になっている道路なのである。
そしてそう行った方がスムーズに通行できる道路なのである。
でも右折車線なのである。
しまったと思った。
多分一番捕まえやすいポイントなんだろう。
目の端に白バイが見えたなと思った瞬間にそう思った。
案の定追っかけてきた。
指示通りに車を寄せて道路脇に駐車した。
妙に丁寧な警察官が降りてきて、
「どうも済みません。いま通られた交差点なんですけれども、右折車線だったのですが気がつかれませんでしたでしょうか?」
「...あ.はい...どうも済みません...」
気がついていました。気がついていましたとも。
「申し訳ありませんがこちら直進時右折通行帯通行となりまして違反になってしまうんですね」
「もうしわけありませんでした」
「はい。それでは恐れ入りますが免許証を拝見できますでしょうか?」
「...はい」
よく白バイに捕まった人を見ると思わずちょっと見てしまうものだけれど、実際自分が捕まってしまうとあんまりまわりの視線って気にならなくなるもんである。
それよりも相手の警官の手元だとかやっていることをまじまじと見てしまう。
自分の処遇はいったいどうなるのか。
どんな沙汰が下されるのか。
それが気になる。
「はい。それでは〜さんですね、こちら一点の減点となります。¥6000の罰金となりますので、一週間以内に銀行か郵便局でお支払いをお願いします」
とても事務的かつ丁寧にhrt巡査長は僕の違反について説明してくれた。
常日頃から警官とだけは話をしたくないと思っている僕はおとなしく話を聞いていた。
何か言ってみた所で話にならないのは明白だからである。
最後に僕は「ご迷惑おかけして大変申し訳ありませんでした」と一応社交辞令として言っておいた。
するとhrt巡査長は
「はっ!いやそういった心がけが事故を未然に防ぐのです!今後ともお気をつけて運転をして下さい!」
と正しく力強く言った。
やっぱりあんまり仲良くなれそうなタイプではないなと思った。
僕は帰り道その足で速攻郵便局に行き、閉店間近の窓口でさっさと6000円を振り込んでしまった。
もう早いとこ忘れたかったのである。
たしかに抑止力にはなるわな、ある意味。
ばりばりと頭を掻きつつ僕はまたキーをまわした。
soundscape
by itr-y
| 2008-11-07 01:58
| 日常