2008年 11月 15日
君が抜けた穴 |
歯を抜いた。
ずいぶんと久しぶりに。
詰め物が取れてしまったので歯医者に行ったのだけれど、行ってみると親知らずを抜かないといけませんねえなどと言われて抜く事と相成った。
歯を抜くのなんて本当に10年以上、久しぶりの事である。
以前にも書いた若い歯医者さんなんだが、やる事が早くて抜くとなると本当にあっという間に抜いてしまった。
ぶすっと歯茎に注射して、我が親知らずはなんの抵抗もなくあっけなくゴリッと抜かれてしまった。
なんてこったい。
抜かれた歯はあちこちが虫食いのように蝕まれており、文字通り「虫歯」という感じだった。
歯ブラシが届かないところがこんな風になってしまうのだという。
虫歯恐るべし。
あとこれを含めて3本抜かなくてはいけないそうだ。
親知らずを抜けば、押し出されてしまった他の歯をきちんと間に入れる事ができる。歯列矯正を視野に入れての判断だった。僕の前歯は著しく歯並びが悪いのである。
実は腰痛の原因となった右足の開きも歯に関係しているのではないかと僕は思っている。歯の噛み合わせは体の左右のバランスに大きな影響を与える。
何かと右足を開いてしまうのが左右のバランスを崩し、走りに影響を与え、それが腰痛の原因になったのだろうと僕は考えている。
だから何としてでも歯並びと足の付け根と、腰は治さなくてはいけないのである。
どれか一つでは駄目なのだ。
からだ再生計画はまだ始まったばかりなのである。
ぽっかりとあいた左の上奥歯のスペースがなんだかがらんとしてしていて、すっきりした。今までこの狭いスペースに歯が一本入っていたと思うと少し不思議な気持ちである。
血の混じった唾液を吐き捨てながら、優しく優しく歯磨きをした。
お酒を飲んでは駄目と言われたので今夜は珍しくしらふである。
ビール飲みたいなあ...。
まだ二本残っている親知らずの事を考えて僕はすこし憂鬱になった。
soundscape
by itr-y
| 2008-11-15 00:42
| 日常