2009年 03月 03日
あなたのレシピ |
不況のおり女性陣も考えたもんで、バレンタインデーにはみんなでちょっとずつ出し合って、女子社員全員から男子社員へという形でバレンタインに対処していた。
なかなか効率のいい方法だと思ったけれど、これってわりとスタンダードなのだろうか。
なんだかちょっと嬉しいような悲しいような心中複雑な感じなのだが、なにも貰えないよりはいいので大きな袋の中に手を突っ込んで、沢山ある包みのうちのひとつをいただいた。
しかし、あっという間にお返しの季節がやってきて、はやくもホワイトデー用に男どもも同じように資金を出して全部まとめて代表の人にお願いすることにした。
金を出せば解決するというのはとてもいい。
もう面倒ごとにしかなっていないこの風習をちょっと呪う季節。
呪うで思い出したけれど、あれ以来ノロウイルスで痛めたおなかの調子もなんとか戻り、だましだまし毎日を乗り切っている。でも、なんとなくこれを機に食に対するありかたをもうちょっと考えた方がいいような気もした。
やっぱりいつもいつも自分で作っているとしっかりマンネリ化してきて、毎朝作っていく簡易弁当もおにぎりとサンドイッチという固定パターンになってしまった。
晩ご飯の、とりあえずタマネギを炒めて人参を炒めて、ほんでもって入れるルーを変えるだけでカレーかシチューかポトフか肉じゃがかというような、「なんとなく後決め」方式も同じになってきている。
たいていこれかあるいは出来合いのコロッケを買ってきてキャベツだけ刻むとか、刺身を買ってきてごまかすとか。後はお決まりの野菜炒めである。
なんだかんだ言って適当にあるものを炒めるのが一番手っ取り早くていいのだけれど、自分の料理のレパートリーがなんだかどんどんと減っていってるような気がする。
自分、文化的危機な気がするでござるよ。
人として最低限守らなきゃいけないところというのが、ことに料理に関しては人によってまったく違うと思うが、どうせつまらない人生を送るくらいならせめて毎日の食卓くらいは自分できちんとやりたいなあと考えている人なので、そろそろあたらしいメニューを開拓したい。
でもめんどくさい。
そんなジレンマ。
あと食生活の中で見直さなければいけないのが食べ物ではなく飲み物だろう。
一日に必ず缶コーヒーを2本以上。そして帰ってからほぼ毎日ビールを飲む。
今まではなんともなかったものが、いつの間にやら慢性的に癖になっているようで、胃のほうもなんとはなしにもたれているのが普通になってしまった。
缶コーヒーは好きなのだが、やはりこれも飲まない日を作った方がいいだろう。ちなみにビールは飲まない日も最近ではたまにある。
なんだか飲む気になれないのだ。
飲まないと実感することは、これほど夜に頭がすっきりしているものなのかということだった。
今まで資格試験の近い日とかでも、余裕で酒を飲みつつ勉強していたのだけれど、全然身にはいらなかったわけが少しわかったような気がした。
せっかく覚えたものがアルコールと一緒に流れ出ていってしまうんだろう。
不毛な努力だった。
いろんな習慣がいつのまにかいろんなものを招いているのだということをもう少し考えた方がいいのかもしれない。
soundscape
by itr-y
| 2009-03-03 23:39
| 日常