2009年 03月 05日
休みの日の過ごし方 |
休みの日は洗濯をして掃除をして、自炊をして朝ご飯を食べるとだいたい午前中が終わってしまう。
せっかく晴れたので洗濯物を干し、車を洗いに行った。
ミニは錆びやすい車である。
鉄板そのものだから仕方ないのだけれど、水のたまりやすい所はけっこう錆が進んでいる。
水のたまりやすいゴムパッキンの下あたりを、パッキンをはずして水を拭き、しばらく乾燥させた。
よくよく見てみると車体の下にも所々こすった傷があり、そこが痛々しく錆びていた。
この辺もきちんと傷の手当をしてあげないといけないんだろうなと思う。
しかし、最近あんまり車に執着しなくなってしまい、洗車だとかそうしたデイリーのメンテをしても、あれこれとグッズを買ったり、メンテ用品を買いあさったりしなくなった。
単に金がないだけというのもあるが、あんまり車の洗車ごときにそんなにお金をかけても意味がないなと思い始めている。
だってまた雨はすぐに降るのだし。
また家計は緊縮財政に入り、余計な出費をしないように気をつけている。レンタルビデオに寄るのもやめ、休みごとにあれこれと買い物をしたり遠出したりするのをやめた。
そのかわり以前のように図書館に行くことにした。
無料ってすばらしいと思う。
以前までずっと読み指しになっていたカズオイシグロの「私たちが孤児だった頃」を読み終え、返してきた。なかなか読むのが遅くて読み切るのに実に3ヶ月ほどかかってしまっていたのだけれど、なんだかこれだけは読みきらなきゃいけないという意志が働いて期限を延滞しつづけてなんとか読み終えた。
物語の内容は、幼い頃に両親が謎の失踪を遂げて孤児となってしまった主人公が、大人になってから探偵となり両親の消息を調査する話だった。
この話の不思議な雰囲気にはなかなか引込まれたけれど、途中の子供時代の描写が少し長過ぎた。そしてせっかくあれこれと描いて張った伏線がまったく回収されずに終わって行く様も、なんだかどこか少し拍子抜けで面食らってしまったものの、不思議な読後感を与えてくれる作品だった。
もうちょっとエンターテイメントな要素を入れても良かったんじゃないのかなとも思ったけれど。
いずれにしてもイギリス現代作家の最高峰といわれているこの人の作品をもう少し読んでみようと思う。
晴耕雨読の日は続く。
soundscape
by itr-y
| 2009-03-05 00:50
| 日常