2009年 03月 25日
8年の孤独 |
仕事が早くに終わったので、せっかくだからと少しいいお酒を買って帰った。
買ったのはアイラのシングルモルト、ボウモア8年。
いいお酒を飲もうと思うと時たまこうやって帰り道に買って帰ったりするのだが、今回買う時にちょっとした勘違いがあった。
ふつうウィスキーというのは醸造の年数が長い方が価格も高い。そんな風に思っていた。
実際そうなんだけれど、その日買ったボウモア8年は4000円近くした。
その隣には12年物が置いてあってこっちの値段は3000円くらいのものだった。
たぶん値札の入れ違いだろうと思い、3000円くらいだと思ってレジに持っていったら、なんと値札の通りの値段だった。
頭の中に「?」が点灯したので、思わず「ん?」と声に出してしまった。
レジのお姉さんが「なんか間違ったかな」と青い顔になった。
「あれ?これって4000円でしたっけ?」
お姉さんはすばやくお酒担当の店員さんを呼んでくれて、説明してくれた。
話によると8年と12年では流通量に差があり、12年物の方が一般的には数が多いらしい。8年物は流通量が少ないため、一般のウィスキーと違い年数の短い方が値段が高くなっているのだそうだ。
なるほど。
納得はいったのだけれど、こんな時に限ってカードで支払ってしまったりするもので、なんだか取り消しにしてもらうのもかっこわるいような気がしてそのまま4000円の物を購入してしまった。
いつもカードを使う時ってこういうハプニングがある。
使い慣れてないんだろうなあ。
でもまあ大好きなシングルモルトを早く帰った夜にゆっくりといただくのはよろしいもので、ようやく今日も一息ついた。
ときどきこういう夜があるといい。
スイッチを切り、ゆっくりと今日が閉じて行く。
soundscape
by itr-y
| 2009-03-25 22:56
| 日常