2011年 08月 15日
Beziehung |
ここのところヒマなのでわりとブログを更新したい感じである。とは言っても昔毎日更新していた頃のハングリーさはもうない。週に2,3回更新したらいい方だろう。特に最近あんまり写真も撮ってない。
家探しと引っ越しが面倒くさい。この一週間は家探しにかかりっきりだった...と言いたいところだけれど、家探しすら面倒くさくなっている。さぼっている。先日見に行ったホーエンショーンハウゼンの家の女の子からは案の定返事が来ず、わかってはいたけれどなんとなく落胆してしまった。女の子というのがさらにショックである。男に断わられてもさしてショックじゃない。またしても怒濤の拒絶地獄にはいりつつある。バカだなあオレ。本当バカだなあ。
別にビザの期限とか考えずに、とにかくなるべく長いことは入れるところを探して、さっさとはいってしまうのが一番いいような気がする。家探しと引っ越しで時間とエネルギーを浪費するのが一番ばかばかしい。
先日、Facebookで以前の職場の先輩と少し話をして、おたがいの近況報告をした。先輩も会社を辞めたそうで、今はしがないバイトの身なんだそうだ。沈む泥船から早いところ脱出したのはいいけれど、せっかく辞めたのに失業保険の申請とかしてないのだろうかこの人は。うまいことやれば会社都合の退職なら、お金もらいながら勉強できるんだぜと教えておいた方がいいような気がする。こんな都合のいい制度はあるうちに使うに限る。僕はもう辞めてから一年経ってしまったので無理だが。
せっかくだからこっち遊びにきませんか、と先輩を焚き付けてチャットは終了した。オクトーバーフェスの画像を見せたらちょっとその気になったみたいだ。ビールと巨乳の魔力には男は勝てない。
でもしかし、この間みたいに一人暮らしの時に来るのならまだしも、WGでお客さんを招きたくはない。一緒に住んでいる若い日本人の子はしょっちゅう知人や友人、果ては見知らぬ人まで泊めるので僕を悩ませるのだが、こんなオンボロアパートに泊めてなにも気にならないのだろうか。雰囲気だっておかしいのに。人事なのになんかすごく気になるのである。
もう一人のドイツ人の彼は彼で、しょっちゅう違う女を連れてくる。
彼が連れてくる女は、どれもがある程度テストの偏差値が高そうなんだだけれど、どこかしら頭がニブそうで、不細工とまではいわないが、今イチ美人とは言い兼ねる女が多い。簡単にいえば落としやすそうな女とでもいうか、まあ、ちょっとがんばればヤらせてくれそうな女ばかりだ。さらに言うとまあギリギリ勃つかなというような女。
あまり人の悪口は言いたくはないのだが、あまりにも似たようなタイプばかり連れてくることと、必ず連れてくる時は女を一人だけ招くところなどを見ていて、もうはっきり言って彼に好感を持てなくなってきている。というか、もうはっきり言って最低だと思う。
彼には日本人の彼女がいたはずで、今年の3月まで一緒に暮らしていたのだ。彼女とは終わったのだろうか、僕には知る由もないが、それでもそんなにすぐに新しい女を作れる神経が自分には信じられない。そして、そのどれもがアジア人で一人が日本人、もう一人が韓国人なのである。そして他人が一緒に住んでいるにも関わらず家に連れてきて、台所を占領して飯を作り会食をし、一緒にシャワーに入り、一緒に部屋にこそこそと入り、同じベッドで寝るのである。セックスしているのかどうかは知らないが、そんな事をされると同居人としては居心地がすこぶる悪い。今日はドイツ人の友人の子を連れてきた。
いったい何がどうなってんですか?
若い人たちだからという事で、いろんな事を大目に見てきたつもりだけれど、掃除をまったくしない事も、知らない人間を泊めてなにも言わない事、そのわりに自分の持ち物をを壊されたり、自分のやり方に合わないと腹を立てるところなど、もうはっきり言って好きになれる要素も尊敬できる要素もひとつもなく、僕は完全にもう二度と関わり合いになりたくないのである。
いくつかの人間関係が壊れつつあった。
というかもう壊れたんだろう。いつも気づいてないのは自分だけである。いずれもドイツ人である。それも日本語のしゃべれるドイツ人だ。いずれもとても若い。若さの方が原因であると思いたい。所詮ドイツ人だからだと言いたいけれど言いたくない自分がいる。そう決めつけてしまえればどんなに楽な事だろう。
このごろはバイトさえもなく、毎日をダラダラと過ごしているのだけれど、毎日雨が続いていてイヤになる。ドイツでは別に米が主食ではないから日照時間が短くなっても問題ないはずだけれど、それでも晴れ間がのぞかないと憂鬱だ。いつもは行かないカフェに行ってつらつらと勉強をし、雨をやり過ごす。家に帰りたくないのでそのままいつものかフェに行ってまた続きをする。あまり身が入らない。「今日はバイトあるの?」と奴が訊いてきたから家に帰りたくなかったのだ。彼がそう訊く時は女を連れてくるのである。だいたいダイニングで会うのだけど、会っても相手に挨拶はしない。彼が紹介しないからだ。特に興味もない。面倒くさい。
なんでこんなに自分がイライラしているのかわからない。まるで自分の家のように使われているのが気に食わないのだろうか。台所を使いたくない。腹が減っているのに。顔を会わしたくない。
他人の事で心を煩わせるのはよくない兆候だ。そう思ったので最近少しずつ昔の習慣を復活させている。中年の入り口にたってしまった今、たぶん昔よりももっと体力作りに時間をかけなくてはいけないのだろうと思う。コーヒーを立て続けに飲んで、僕の精神状態は少しはまともになった。明日からまた部屋探し。そして家具の処分にかかり切りになる。
とっとと片付けちまおう。そしておサラバしちまおう。
そう固く誓う日曜の夜。
soundscape
by itr-y
| 2011-08-15 10:39
| ベルリン