2012年 09月 04日
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ずっとほったらかしになっていたクラブマンのキャブをようやく取り付け、配線をすましてなんとかエンジンをかける所までこぎ着けたのだが、セルも回るしクランキングもするものの、なかなかエンジンがかからない。1回、2回かかったことはかかったのだが安定せずにすぐにすとんと落ちてしまった。なかなか手間がかかるのである。ネットで調べたら古いガソリンはなかなかかかりづらいというふうに書かれていたので、1回キャブの中のガソリンを再度抜いて、新しいものをタンクから落とすか、あるいはコックをずっと閉じていてガソリンがキャブまで落ちて来ていないことも考えられるので、もうちょっと待ってみてからまたかけ直そうかと思っている。とりあえず今日の所はもう夜遅いので終了。今月中には動かせるようにして、ナンバーを取りたい。
ずっと不安でもあったバイクにようやく復活の兆しが見え始めたことで少し安心した。今日は歯医者をキャンセルして時間があったので、フラフラと用もなく門前仲町の方まで出かけていた。夏の日差しはまだまだ続いているけれど、風は確かに秋のものに変わっていて、体の汗が比較的すぐに乾く。特に何をするでもなく僕はそのまま昼飯を食って帰って来た。途中図書館にも寄ったけれど、あいかわらずの無目的ぶりである。
ずっと借りっ放しになっていた本を返して、その中の風力発電に関する本を再び借りて来る。未だに実家の山の風力発電建設の話に対して、手だてが見いだせたわけではない。自分のふるさとの山(まあ自分のではないのだが)に造られるのは嫌なのである。でも調べてみた所、低周波による健康被害や騒音被害は「科学的」には証明されてないらしい。僕自身はやたら小さなモーター音でも、空中を飛んでいるテレビのブラウン管が発する音でも聞こえてしまってすごく気になる性分なので、あんまり耳の悪い人の耳を基準に決めつけないでほしいなあと思うのである。まあ、人のことをとやかく言いつつも僕の場合肝心の「人の声の帯域」がよく聞き取れないのだが。
それでもいくつかの本をざっと読んだけれど、どうも騒音を根拠に反対するのは無理があるというのが僕の感想だった。そんなの科学的な根拠なんてモノが出て来るまで何年かかるかわからない。それよりかは、ここに造らないでくれと、住民の反対多数という所でせめてゆくしかないだろう。ただでさえあの山は杉の木が多くて山の保水率が少ないのだ。少しでも多くの広葉樹を山に戻したい。個人的にはそういう風に考えている。木を伐るのと水源を汚すのはもってのほかだ。なにか一つ今回の問題で良い気づきがあったかと言えば、それはこの情報をもたらした人が、わりと情に流されやすい左翼系、人道主義者であったということくらいだろうか。僕だって基本人道的だが、毎回デモに参加していると、左寄りの人々の「臭み」みたいなものが鼻について来る。いわゆる偽善的な態度だ。
僕は自分が偽善者なので、似たような人間に嫌悪感を覚える。自分で稼いで自分の生活を維持してるわけでもないのに、エラそうなこと抜かすなと思ったりもする。そんな嫌悪感が自分の中で反面教師的な一つの規範になってたりする。もともと原発だってどちらかと言うと仕方がないと思っていた口なのだ。しかし今回の事故はナシだ。もうあれはすべてをチャラにしてしまう大事件だった。ちゃぶ台はひっくりかえって宇宙の彼方に飛んで行ってしまった。もう再開なんて選択肢はどう考えてもない。それでもやりたいのなら火星にでも造ってくれればいい。
バイクをいじり終わると疲れてしまって、映画を観に行くのも取りやめにする。レイトショーをたまに見に行くのがたまの楽しみなのだけれど、ここ最近なかなか行けていない。それがちょっと淋しい。まあたくさん本も借りて来たし、おとなしく読書でもするしかなさそうだ。ろくに休みのなかった夏。でも今月は3連休がある。唯一そこでどこかに出かけようと思っている。
ゆっくりと計画を練る。
Swing-Lo-Magellan
by itr-y
| 2012-09-04 22:52
| 日常