2007年 05月 05日
埃とビニール |
昨日の夕方頃から吹きはじめた南風が湿った空気を運んできているのか。
昨日の夜からずっとどことなく湿っぽい。
ふと手を伸ばしたポテトチップスが湿気っていてかじると「ワシリ」と小さな音をたてた。
どこにも行けない僕はふらりと少し遠くの釣り具屋に寄って、新しくレインボースケール(キラキラ光るラメのシール)と、ナツメオモリをいくつか買った。
ルアー製作用である。
帰り道、貸しコンテナ倉庫の前あたりに、二台のバイクが置き去りにされているのを見つけた。
ひとつは80年代のホンダのVT。
もうひとつは90年代の250SRX.
どちらもナンバーが外されていて、けっこう長いこと放置されていたみたいだ。
自転車乗りであると同時にバイクに憧れている僕は、自転車を降りてしばらくまじまじとその車体を観察していた。
こういうポンコツバイクを見かけるとまだ乗れるのかどうかを確かめてしまう癖がある。
バイクに限らず、楽器でも自転車でもそうだ。
タンクの上には警察の貼り紙がしてあって、移動を勧告している。
少なくとも半年以上はここにあるはずだ。
二台ともフレームの錆び方がひどい。
ブラストをかけて塗装を剥がしてみてもけっこう微妙そうな感じである。
やっぱり駄目かなあ。
SRXの方はまだ望みがありそうな感じではあるが、VTの方は7割方駄目っぽい。
僕は個人的にはVT系の方が好きなのでなんとか助けてあげたいけれど、こっちには金も暇もない。
泣く泣く自転車に乗ってその場を去った。
オンボロバイクを見つける度にこういうことをしている。
なんだかな。
soundscape
by itr-y
| 2007-05-05 19:42
| 日常